2023.09.30 22:00
喜びと幸せの生活伝道 11
「喜びと幸せの生活伝道」を毎週土曜日配信(予定)でお届けします。
伝道勝利の秘訣(ひけつ)は、真の父母様のみ言から学ぶことができます。
本書では、伝道のポイントや勝利の秘訣、具体的な方案などが、み言を中心に著者の体験やエピソードなども交えて説明されています。
篠崎 幸郎・著
第一章 原理のみ言があなたに届くまで
三、『原理講論』に基づいた原理大修練会
原理のみ言と生活の一致化
大修練会前日の6月16日、真のお父様は東京地区和動会で、蕩減条件について語られました。
「日本の食口たちの生活とか、今までみ旨に対しての、その態度をずーっと見て、先生が考えているのは、蕩減条件が現実におきまして、自分と関係を結んで生活をしている人たちが多くない。そういう関係をいかにしてこれを生活圏内において結ぶか。蕩減条件がいかに、その効果をきたしているかということは、それは実に問題である」(同、244ページ)
真のお父様は「生活基準における原理との一致化」すなわち蕩減条件に結びつく「原理」の生活化の重要性を強調されたのです。
「統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の兄姉たちをずっと見ればね、現実においての蕩減条件ということを痛切に感じる人は、そう多くないと思うんだね。なぜかというと、日本においては社会状態や歴史の背後が、仏教とか、神道とか、そういう関係を持っているから、キリスト教と言えば、何か隔たるような感情を持っている。生活感情に一致しないんだね。……蕩減条件というのは……適当に決めてやったらいいじゃないか、蕩減条件になるじゃないか、……そうはいかない。……それは君たちの意見であって、意見が蕩減の事実にはなれないんだね。蕩減の事実は、いわゆる歴史を通した事実であるから、その事実はどこを中心として始まったかというと、それは聖書を中心としてである。……聖書を無視して方便的にやったら、これはとんでもないことになってしまう。……
方便はいい。しかし、方便を主目的としたらどうなるか、……蕩減条件は……一対一でなければ完全蕩減はできないよ。……それを放りっぱなしにして、適当に自分のいいままにして蕩減条件になれるという、そうはいかない。そういうふうだと、サタンが讒訴(ざんそ)する。……逃げっぱなしで、方便でそれをやりながら、それが蕩減になりますか? ……真理は方便じゃない。……神は善のほうに立っての善なる方便は許すが、悪に立ち得る方便は絶対許さない」(同、247~248ページ)
さらに、伝道する際に起こる迫害について語られました。
「訪問すると最初にはブツブツ、統一教会だとか、異端者だとか、いろいろ悪口を言うかもしれない。あるいは門前払いするかもしれない。それが楽しいよ、それが。それが我々の楽しみである。それが笑いの種である。……それは信仰者の肥料になる」(同、248ページ)
このように「善の立場で打たれる」、これこそが伝道の神髄です。たとえ迫害が起きたとしても、はっきりと自らの信仰を証すことによって、自分を強くすることができます。真の父母様を誇り、「原理」を誇って、堂々と証し伝道をしていくならば、必ず勝利できるのです。
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次回は、「伝道についての明確な方策」をお届けします。