2023.09.25 12:00
制作の舞台裏から 30
U-ONE TV34周年を迎えて
歴史的映像資料の保存と管理の重要性
「U-ONE TV」がスタートしてから、今年の9月26日で34周年を迎える。
1989年9月26日、真のお父様(文鮮明〈ムン・ソンミョン〉総裁)が、アラスカのコディアクで「一宙」の揮毫を下さり、「電波世界で一番になりなさい」と語られたところからU-ONE TVは始まった。
以来、最新の統一運動を伝える「U-ONEニュース」や「統一原理」関連の講座など、多数のビデオ教材を制作してきた。
特に近年では、インターネットの普及に伴い、視聴者が「いつでも、どこでも」番組を視聴できる環境を整え、2023年9月現在では、4000本以上の動画を配信するに至っている。
番組を制作するには、テーマに沿った映像・音声・写真素材が必要となる。
特に過去の出来事を扱う番組では、その当時の活字資料や映像・音声・写真素材が大切な参考資料となるため、必要な情報を容易に探し出せる環境がなければならない。そのためにも映像資料の保存と管理が必要なのである。
ところで、U-ONE TVの運営母体である光言社には、過去に撮影した膨大な映像素材や本編映像がビデオテープで保管されている。
今では社会全体のデジタル化が進み、映像分野においては「アナログ信号」で記録されたビデオテープを再生する機器自体が市場から消えつつある。つまり再生機器(ビデオデッキ)がなくなれば、保管しているビデオテープの映像が再生できず、“失ったも同然”となってしまうのである。
とりわけ真の父母様(文鮮明・韓鶴子〈ハン・ハクチャ〉総裁夫妻)を撮影した映像は、時が経過するに連れて歴史的な価値が高まることは言うまでもない。“人類の財産”として大切に保管し、絶対に失ってはならないのだ。
幸いにも光言社では、これまで扱ってきた過去の映像・音声・写真素材を「保存」「管理」する作業を積み重ね、地道ながらもデジタル化を進めてきた。
ここでいう映像のデジタル化とは、ビデオテープなどの映像を各種映像データに変換することで、デジタル化した映像データは、パソコンでの取り込みや映像編集も可能となり、ストレージ(HDDやNAS)で長期保存も可能となる。つまりデジタル化することで、未来世代に映像資料として引き継いでいくことができるのだ。
私たちは今、人類歴史の“黄金期”を真の父母様と共に歩んでいる。
この時に撮影した映像素材を、やがて歴史的な映像資料として“未来世代”に引き継いでいくようにすることはとても大切なミッションだ。
そしてこれからも、視聴者の皆さまに天の父母様(神様)の心情と事情に通じる価値ある情報をお届けできるようにU-ONE TVとしての役割をしっかりと果たしていきたい。
(T)