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うまくいく夫婦仲の法則 30

 アプリで読む光言社書籍シリーズとして「うまくいく夫婦仲の法則」を毎週木曜日配信(予定)でお届けします。
 目指すは「夫婦仲良し、円満一家、どんな嵐もどんとこい」! 輝く夫婦、幸せな家庭を築くための秘訣(ひけつ)をご紹介します。

松本 雄司・著

(光言社・刊『二人で学ぶ うまくいく夫婦仲の法則』〈200251日初版発行〉より)

第四章 どのようにして夫婦愛を育てるか

3 二人が仲の良い夫婦になるには

※「A愛妻度」は第20回、「B愛夫度」は第21回を参照

⑨相手の自尊心を傷つけないように(B-⑥、⑪、⑫、⑬)

 男性は一家の大黒柱としての役割に責任を感じ、それを果たすことに誇りと喜びを感じ、生き甲斐を感じます。結婚して家庭を成した以上、「家族には惨めな思いをさせたくない」という強い使命感で生きています。その使命を果たすことから来る、「誇りと自尊心」というものがあります。家族から頼りとされ感謝されることに喜びを感じるのです。この男性の誇りと自尊心を決して傷つけてはいけません。

 ですから、女性はいつも男性を家長として立ててあげ、感謝と称賛のエールを送れば、男性は限りなく自信に溢れて「もっと、もっと」と成長していきます。いわゆる「理想の男性」=「気は優しくて力持ちの男」になっていくのです。

 しかし、逆に、ことあるごとに、不平や不満をぶつけ、夫の無能をこき下ろしていれば、男はやがて、「最低の男性」=「気は短くて、力を貸してくれない男」になっていくのです。

⑩思いやりの心を持とう(A-⑥、⑪、⑫、B-⑫)

 結婚生活で夫婦がうまくいくための大切な要素が、「思いやりの心」です。

 夫は仕事のことや人間関係のことでついつい余裕を失いやすいし、妻は、育児に家事にパートにと忙しくなると苛立ちがつのる。そうすると、口調はきつくなり、夫はムッとする。あとは悪循環。こうならないためには、お互いに疲れてはいても、相手に対する思いやりの心を持つことによって、お互いが相手にやさしくなることができます。特に、夫が思いやりのある態度を示すと、妻は夫の大きさと愛情を感じて、素直になることができます。

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 次回は、「『ありがとう』のひとこと……ねぎらいと感謝を」をお届けします。


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