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共産主義問題が分かる 21

 「共産主義」とは一体何なのか? 国際勝共連合のサイトから、共産主義問題や勝共理論が分かるコンテンツをご紹介します! 各回、3分ほどでお読みいただけます。(一部、編集部が加筆・修正)

第四章 日本共産党はどんな政党か?

コミンテルンは世界革命組織。共産党は日本支部として誕生

 みなさんは日本共産党がどんな政党か知っていますか?

 平和を訴え、憲法を守り、社会的弱者の味方であって、格差を解消し、政府与党のおごりを正すために戦っている。そんなイメージをお持ちのかたもいらっしゃるでしょうか。

 否、彼らが懸命にアピールするこれらの内容はすべてウソです。むしろ正反対です。真実を知れば、彼らが暴力的であり、嘘つきであり、日本にとって有害であるということがはっきりと分かるでしょう。

■ソ連が日本で共産革命(クーデター)を起こすためにつくった組織

ソ連コミンテルンから多額の資金援助と指示を受け活動

 日本共産党は戦前の時代から、軍国主義に屈せず、一貫して平和と民主主義のために戦い続けてきたと自称しています。これは真っ赤なウソです。

 日本共産党は1922年、ソ連の国際組織であるコミンテルンの日本支部として創設されました。コミンテルンとは、「共産主義(コミュニスト)インターナショナル」からできた造語です。もちろんその目的は、世界中の国を共産化することです。


【世界大百科事典 第2版】
コミンテルン(Comintern)とは:戦間期から第2次世界大戦半ばにかけ国際共産主義運動に君臨した指導・統制センター。共産主義インターナショナルCommunist International(ロシア語ではKommunisticheskii Internatsional)の略称。

 当時の日本共産党は、コミンテルンから多額の資金の援助を受け、指示を受けながら活動していました。革命遂行のためには手段を選ばず、資金集めのために日本で初めてとなる銀行強盗も行いました(赤色ギャング事件、1932年)。ソ連では、ロシア革命の際に900万人が殺害されています。もし日本で共産主義革命が成功していたら、やはり膨大な数の犠牲者が出ていたことでしょう。本当に恐ろしいことです。

コミンテルンが日本共産党に出した最重要指示は「クーデターの実行」

 コミンテルンからの直接の指示として特に有名なのが、「32年テーゼ」です。代表的な部分を引用します。

 「革命的情勢の存在するとき、なかんずく天皇制の転覆の瞬間において、全国にわたり広範に、労働者、農民、兵士ソビエトを樹立すること、ブルジョア=地主的独裁の国家機構の完全なる粉砕(警官、憲兵、陸海軍の士官の武装解除、労働者農民の武装、プロレタリア赤衛軍の創設、議会や中央および地方の権力機関の解散、労働者農民による官吏の選挙制の実施、等々)のために闘争すること」

 まとめると、日本共産党が狙っていたのは、天皇制の転覆、武装蜂起による警察の打倒、共産党軍の設立、国家権力の奪取ということになります。いわゆるクーデターです。

 たとえ戦前の日本でなかったとしても、こんな団体は国家的な脅威です。警戒するのは当然です。またある時、共産主義者がコミンテルンから6500円を受け取ったことが発覚しました。現在の価値で約1300万円という大金です。これは政府でも大問題になりました。ソ連からの援助で、本当に日本を倒してしまうかもしれないからです。

 そこで政府は、共産主義者らを取り締まるための法律を制定しました。これが治安維持法です。やがて治安維持法は、宗教団体や市民運動などを厳しく取り締まるようになりましたが、そもそもは日本共産党によるクーデターを防ぐためのものだったのです。


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