https://www.kogensha.jp/shop/detail.php?id=4162

喜びと幸せの生活伝道 3

 「喜びと幸せの生活伝道」を毎週土曜日配信(予定)でお届けします。
 伝道勝利の秘訣(ひけつ)は、真の父母様のみ言から学ぶことができます。
 本書では、伝道のポイントや勝利の秘訣、具体的な方案などが、み言を中心に著者の体験やエピソードなども交えて説明されています。

篠崎 幸郎・著

(光言社・刊『氏族伝道講座 喜びと幸せの生活伝道 み言の原点に立ち返る』より)

第一章 原理のみ言があなたに届くまで
一、メシヤの自覚と人類救済の道

「原理」の解明
 お父様が神様に談判祈祷しながら、真理の奥義は何かと尋ね求めていくと、天理の中心は「父子関係」であるという事実が迫ってきたというのです。そして神様の苦痛と恨(ハン)を解放しない限り、人類の苦痛と恨を解放することはできないと悟るようになられました。お父様は、どうすれば子女が親なる神様を解放していくことができるのかを祈り求めていかれました。「親は子供の出世を願う」、「神様は人間をご自身以上に誇りたい」……。そのような神様と人間を結ぶものは何か? そうして発見されたのが「人間の責任分担」でした。

 また、解明するのが難しかったのが、「なぜ神様は人間始祖の堕落行為に干渉されなかったのか」ということです。人間始祖アダムが堕落してみ言(ことば)を失ったので、真理の探求において、神様が教えたら、蕩減(とうげん)にはなりません。第3アダムが自ら解明しなければならなかったのです。それはどれほど困難だったことでしょうか。

 お父様はその責任分担を果たすため、サタンとの血みどろの闘いに勝利し、ようやく「原理」を解明しました。そして、「これが真理です」と神様に提示されたのです。ところが、聖人たちはそれを否定し、神様までも否定されたのです。

 お父様は天からも否定される立場においても、「原理」に対する確信をさらに深め、「これしかない!」と愛の執念を持って神様の前に再度捧げられました。そのとき、サタンが「おまえのような奴は6千年間、一度も現れなかった」と屈伏し、離れたのです。

 神様は勝利されたお父様を訪ね、抱かれました。そのとき、神様の愛が骨の髄まで浸み込んできて、お父様はご自分の性格までも変わったと言われるのです。

 史吉子(サ・キㇽヂャ)先生(36家庭)がお父様に、「原理」について質問されたことがあります。すると、お父様は、「『原理』を本当に分かっているのは神様とサタンと先生しかないよ。本来、自分を意識しないように創造されているのが愛の法則である。しかし堕落は自分を顧みたことから起こった。邪心すなわち自己中心の思いが堕落の中心であった。もしアダムが絶対信仰を持っていたなら堕落することはなかった」と、お答えになったのです。

---

 次回は、「自己否定の道を歩まれたお父様」をお届けします。


◆『喜びと幸せの生活伝道』を書籍でご覧になりたいかたはコチラ