制作の舞台裏から 18
共産主義を克服し、救国救世の道を開く

制作の舞台裏から 18
共産主義を克服し、救国救世の道を開く

　「ミスター勝共は？」と問われれば、その一人として渡辺芳雄氏の名前を挙げることができるだろう。

　勝共理論のビデオ講座といえば、渡辺氏の顔がすぐ思い浮かぶし、YouTubeで渡辺氏による勝共の街頭演説を見たことがあるというかたも少なくないだろう。

　また、渡辺氏が執筆している中和新聞の「内外情勢解説」コーナーの読者も少なくないだろうし、1週間の内外情勢を振り返って注目の出来事を解説するBlessed Life連載中の「世界はどこに向かうのか」（毎週火曜日配信）も好評だ。

　内外情勢系の情報は扱いが難しい。「賞味期限」もある。情報の配信直後に情勢に変化が生じることもあるし、解説を加えるためには豊かな見識と専門知識、優れた洞察力や分析力も求められる。

　渡辺氏の内外情勢解説に対する信頼度は高い。特に内外情勢解説に関する研修会は好評だ。筆者もしばしば参加させていただいているが、氏が「情報通」というばかりでなく、「経験」と「知識」に裏付けられた分析、解説をしてくれるのがありがたい。「なるほど」とうなずき、「勉強になった」という感想も多く聞かれる。

　それは渡辺氏が学生時代に哲学を専攻し、幼い頃から哲学的思考を愛してきたことにも起因するのではないか。
　その辺の背景については、ぜひ「U-ONE TV ザ・インタビュー　渡邊芳雄・国際勝共連合常任顧問に聞く」でご確認いただきたい。

　さて、今回紹介したいのは、2010年から2011年にかけて制作・配信されたU-ONE TVコンテンツの一つ、「世界平和のためのビジョン講座」（全10回）である。

　各回のタイトルを紹介する。

第1回 歴史潮流をつかむ
第2回 現代と民主主義
第3回 共産主義問題（1）～マルクスの深層心理
第4回 共産主義問題（2）～マルクス主義の系譜と現代
第5回 共産主義問題（3）～現実的課題とその克服
第6回 世界平和について
第7回 統一思想が示す理想社会 ～ その1：共生主義
第8回 統一思想が示す理想社会 ～ その2：共栄主義
第9回 統一思想が示す理想社会 ～ その3：共義主義
第10回 平和について

　企画意図はシンプルなものだった。
　「文鮮明（ムン・ソンミョン）先生の平和のビジョンを伝える」というものだ。しかしそれを講座として表現しようとすれば、おのずと講師のキャスティングがポイントになる。
　そこで担当していただいたのが渡辺芳雄氏だった。当時の制作担当者であった筆者には、渡辺氏以外には思い浮かばなかったのである。

　渡辺氏の講座の特徴をキーワードで挙げれば、「歴史」「哲学」「思想」である。回タイトルを見れば一目瞭然である。
　「歴史」「哲学」「思想」は噛めば噛むほど味が出る。情報分析者の視点と合わせれば、それはリアリティーとなって視聴する者の好奇心と現実感のある問題意識を刺激することになる。

　筆者は、数多くの渡辺氏の講座収録に、ディレクターや編集者として携わってきた。
　渡辺氏は「考える人」であり、内なる声に耳を傾けながら言葉を紡ぐ人である。
　強い意志を持った信念の人でもあるが、時に柔軟で素直な一面も見せる。

　YouTubeチャンネル「我々の視点」の中のシリーズ「救国救世の勝共運動」①の最後で渡辺氏は、日本共産党の志位和夫委員長が「（勝共連合との戦いに）決着をつけるまでとことんやりますよ」という発言に対して、“とことんやるのであれば、私たち（勝共連合）もとことんやります”と宣言している。

　U-ONE TVにも、YouTubeチャンネルにも、ミスター勝共、渡辺芳雄氏の学べる動画ラインアップは数多く並んでいる。
　共産主義思想を克服し、救国救世の使命の担い手となるために、ぜひご視聴いただきたい。
　そして私たちも共に「とことん戦おう」ではないか。

（則）

　番組のご視聴はこちらから（ログインが必要です）。
◆世界平和のためのビジョン講座

◆ザ・インタビュー