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うまくいく夫婦仲の法則 22

 アプリで読む光言社書籍シリーズとして「うまくいく夫婦仲の法則」を毎週木曜日配信(予定)でお届けします。
 目指すは「夫婦仲良し、円満一家、どんな嵐もどんとこい」! 輝く夫婦、幸せな家庭を築くための秘訣(ひけつ)をご紹介します。

松本 雄司・著

(光言社・刊『二人で学ぶ うまくいく夫婦仲の法則』〈200251日初版発行〉より)

第四章 どのようにして夫婦愛を育てるか

3 二人が仲の良い夫婦になるには

 前項に挙げた質問は、夫婦がうまくやっていく上で大切なことで、一つ一つに深い意味があります。ポイントに沿って整理してみましょう。

※「A愛妻度」は第20回、「B愛夫度」は第21回を参照

①相手に強い関心を持とう(A愛妻度①、②、③、⑬、B愛夫度⑥、⑧に関連)

 要するに「相手にどのくらい関心を持ってあげるか」ということです。愛するということの第一歩は関心を持ってあげ、声をかけてあげるということです。

 例えばA-①のように、妻の髪型が変わってもほとんど気がつかない男性が多いのです。実は私もそうでした。以前は妻からよく言われました。ある日帰宅すると、妻が私の前を行ったり来たりしながら言うのです。

 「あなた何か気がつかない?」

 「ふーん、何か変わったことでもあったの?」

 「ええー、気がつかないの。だめねえ、ほら髪型が変わったでしょう!」

 女性は、他の誰よりも自分に一番関心を持ってほしいという強い欲求があります。それを愛情と感じるのです。どんな化粧をしようと、どんな服を着ようと、全然関心がない。褒めてもくれない、アドバイスもない。そうすると、「ああ、この人は全然私に愛情がないんだわ」と感じてしまうのです。男性はそれなりに努力しているでしょう。そういうことに対して褒めてあげたらいいのです。それで愛情を感じるのです。

 また、A-③のように、仕事から帰ったらまず妻の姿を探して声をかける。そして、「今朝、病院に行くと言っていたけど、具合はどうだったの?」と聞いてあげる。そうすれば、自分を心配してくれていることが分かるので嬉しいものです。そして、A-⑬のように、家族写真をいつも持っているということも、妻や子供に対して関心を持つことにつながります。

 一方、妻としては、B-⑥にあるように、夫が仕事や親戚のことについて話すときは、関心を持って聞いてあげることが必要です。また、B-⑧にあるように、夫の趣味についても関心を持って話し相手になることが必要です。たとえ、自分が好きでないことだったとしても、たまには、夫と付き合って一緒に行ってくれることを望んでいる男性は多いものです。

 私の場合、釣り、ハイキング、旅行、映画、絵画、音楽と好きなことは多いのですが、若いときは男友達や一人でも結構楽しめたのですが、最近は、釣りをしても旅をしても、妻が一緒でないと何か心から楽しくないと感じるようになってきました。大自然の美を見ても、面白いものを見つけても、「ああ、見てごらん。すごいねー!」と一緒に感動を分かち合える相手がいないと淋しいものです。

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 次回は、「愛情を態度で表現しよう」をお届けします。


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