制作の舞台裏から 16
「総合相談室Q&A」
祝福家庭の幸せを願って

制作の舞台裏から 16
「総合相談室Q&A」
祝福家庭の幸せを願って

　臨床心理士の大知勇治先生が、祝福家庭の心の問題に答える「総合相談室Q&A」（U-ONE TV／全16回）の配信から、ちょうど10年になる。最終回の配信日は2013年7月19日だった。

　このテキスト情報は、『TODAY'S WORLD JAPAN（トゥデイズ・ワールド ジャパン）』（現在の『世界家庭』）に掲載され、「Blessed Life」でも配信されている。
　10年前に制作されたコンテンツとはいえ、全く古くなっていない。祝福二世の心の問題を解決したいと願う家庭は多く、今でも大知先生の解説には定評がある。

　実は、「総合相談室Q&A」は東京・渋谷の古いマンションの一室で撮影されたものだ。現在、このマンションは取り壊されてオフィスビルに建て替えられた。場所はNHK放送センターのすぐ近くだった。

　撮影を行う日は毎回そのマンションに機材を運び込むのだが、道すがら巨大なNHK放送センターの存在感に圧倒され、悔しさがこみ上げてきたこともある。

　撮影日には出演者の大知勇治先生と聞き手の宮本知洋氏、スタッフとしてディレクター、カメラマン2人、音声担当の合計6人が撮影現場に集まった。

　「総合相談室Q&A」をご覧いただくと、映像には出演者2人だけしか映っていないが、他のスタッフ4人は部屋の隅ギリギリにカメラや機材を構えていたのである。

　このマンションの間取りは、居間とキッチンだけだったが、そのスペースを最大限に有効活用して「総合相談室Q&A」は制作されたのだ。

　ご存じだろうか。最近では、家庭連合本部・総務局が中心になって、健康で幸せな教会を目指して「健幸フェア」が開催されている。
　「健幸フェア」には福祉相談のコーナーがあり、要介護者や障害者に関わっているかたに対応している。
　この取り組みは各教会にも広がり始めている。参加を希望されるかたは「総合相談室Q&A」を参照されることをお勧めする。

　大知先生のお話は、家庭連合の信仰を持った私たちの立場を理解して話してくださっていたので、私自身も大いに参考になった。
　ストレス社会で精神的に病む人が多い現代において、ぜひご覧いただきたい動画シリーズである。

　「うつ」で悩んでいるかたや、不登校に陥っている児童生徒、職場の人間関係に悩んでいるかたをどう理解しサポートすればよいのか。その答えが「総合相談室Q&A」にある。

（K）

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