2023.05.23 12:00
平和の大道 34
対馬開発の新提案
皆さんは、『平和の大道』という書籍をご存じでしょうか。著者は、一般財団法人国際ハイウェイ財団の理事長、佐藤博文氏です。
同書は、国際ハイウェイ財団が推進する「国際ハイウェイ・日韓トンネル」プロジェクトの意義や背景などについて総合的に理解することのできる貴重な一冊です。
Blessed Lifeではその一部を抜粋して紹介してまいります。ぜひお楽しみに!
佐藤 博文・著
拠点開発の需要地区四か所
対馬が地形・地質上、面的な開発がほとんど不可能であることから、むしろ拠点開発の重要地区を選んで行うべきである。
重要開発地区の候補地として次の四つが挙げられよう。
①厳原(いづはら)上見坂(かみざか)地区(厳原町)
②浅茅(あそう)湾外周ゾーン(美津島町、豊玉町)
③比田勝地区(上対馬町)
④海神地区(峰町、上県町にまたがる海神神社周辺地区)の4地区(6町にまたがる)
それでは、具体的に誘致すべきプロジェクトを列挙してみよう。
①国際コンベンションセンター
国際会議場、ホテル、各種スポーツ施設、健康施設、ショッピング施設。
②国際メディカルセンター
国際総合成人病資料施設、高齢化社会に対応したガン研究をはじめ、世界共通の成人難病の研究開発の中心にする。医科大学、付属病院、長期療養施設も設置する。
③国際ライフサイエンスセンター
自然科学と社会科学の接点で、かつ人間生活に最も関わりの多い部分の研究開発を、各国の研究者が一堂に会して共同研究を行う場とする。例えば、インターフェロンの研究。
④マリンレジャー基地
①、②、③の機能と連動したマリーナを中心とする海洋スポーツクラブ施設および宿泊施設を設ける。マリーナは大型クルーザーを主とする超高級イメージなものとし、ここから世界のハイクラスマリーナ(ギリシャ、スペイン等)への航海が可能な施設を完備する。これは、対馬を地中海の「マルタ島」のようなマリンレジャー産業の基地とし、日本一の高級リゾート地にするという計画である。
誘致施設の適合性
上記候補地に、それぞれの誘致施設の適合性を見てみると、およそ次のようになる。
①厳原・上見坂・豆酘(つつ)地区:マリンレジャー基地(厳原が全地区の中心)
②浅茅湾外周ゾーン:国際コンベンションセンター(美津島・豊玉)
③比田勝地区:国際メディカルセンター
④伊奈・海神地区:国際ライフサイエンスセンター
このうち、③④は限られた拠点開発であるが、①②はかなり広範囲に及ぶ地域開発となろう。特にマリーナ設置については、人工的かつ積極的に既存の形態を変えていく必要があろう。
厳原の中心地区の再開発を考慮して、マリーナ付きのウォーターフロント整備とともに、ホテル群の建設を行う。また、②の浅茅湾の周囲に建つ国際コンベンション施設は、九州地区きっての国際的目玉商品となろう。
文鮮明総裁の提案
国際ハイウェイ、日韓トンネルの提唱者である文鮮明(ムン・ソンミョン)総裁は、対馬の開発に関して、「今後新しい文明は、海洋中心の文明である環太平洋文明になる。その場合、釜山と福岡を結ぶ地域一帯が、新文明の中心的な地域になる。釜山と福岡の中間にあり、日本と韓国を結ぶ中継点である対馬は、世界平和にとって特別に重要な地域となる。対馬に、世界平和のための施設として、国連の支部や国連墓地を誘致したらいい」とも提案されている。
文鮮明総裁は、対馬という島を日韓交流の拠点とすること以上に、「世界平和の拠点としての対馬」として開発すべきであると考えておられることが分かる。対馬に国連墓地を誘致するという提案は、世界平和への貢献を国是とする日本にとって、また日本政府にとっても、具体的な提案として十分検討する価値のあるものである。
(『友情新聞』2014年4月1日号より)
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次回は、「対馬から韓国へ向けて調査斜坑を掘る」をお届けします。
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