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心情開拓
心霊を育てる生活原則(101)

 原理を生活化するために、李耀翰(イ・ヨハン)先生(1916~2019)が信仰のイロハを日本人の心情を分析しながら説かれた講話集、「心情開拓~心霊を育てる生活原則」を毎週金曜日配信(予定)でお届けします。
 家庭連合の教会員の皆さまはもちろん、世代を超えて多くのかたに読んでいただきたい書籍です。

李耀翰・著

(光言社・刊『心情開拓~心霊を育てる生活原則』200549日第3版発行〉より)

5 牧会で兄弟を育てる
(1973年10月4日)

▲李耀翰先生

霊的な牧会

 だから、そういう先生のもとにいる教会長は、自分が担当した兄弟には、霊的に教育しなければなりません。それには、自分の兄弟と情的につながっていなければなりません。情的につなぐならば、兄弟の祈りの中にその教会長が現れて導くようになってくるのです。また、兄弟たちに内的問題があれば、教会長がすぐに知るようになってきます。こういう教会にならなければなりません。そういう霊的な牧会ができなくてはならないのです。そうすれば、教会長が聞く前に、兄弟はすぐに報告したくなるのです。

 なぜ話したくなるかというと、自分のことを自分より知っている人には報告したいのです。自分の情を、ちゃんと知っているのです。皆さんは、自分を心配している人には急いで報告し、話したいでしょう。

 例えば、子供が悲しいとか、うれしいとかという時に、一番先にだれのところに行くかというと、自分のことを一番心配してくれるお母さんのところに走っていくのです。それは情の世界の現象なのです。私たちも同じなのです。

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 次回は、「説教者の立場」をお届けします。


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