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ファミリーサポートコーチング講座

 「ファミリーサポート(FS)コーチング講座」は、文字どおり、より良い家族関係や人間関係を実現するために読者の皆さまをサポートするコーチング講座です。
 皆さまの家庭生活、信仰生活、社会生活にぜひお役立てください。

117回 さまざまなアプローチの役割を生かして

ナビゲーター:西森 響
監修:阿部 美樹(伝道教育局)

 今回は、責任者コーチング講座に参加した40代男性の感想をお届けします。

「従っていきます」という姿勢
 これまで学校や社会の中でのコミュニケーションは、おおむね「ティーチングの文化」でした。
 み言に出合ってからの教会生活も同じで、言われたことに対してそのとおりにやっていくことがこの上なく正しいものとして受け入れていました。
 ですから、「従っていきます」という姿勢がスタンダードだったのです。

 しかしいつしか自分の人生なのになんだか主体性を欠いている、いかに受け止めるか、受け流すかという「合気道」の熟練者のようになっている自分を発見しました。

 これはこれで良いのかもしれませんが、ある時、み言によって蓄積されてきた価値観と、それによって表れてきた実体との間に整理がつかないギャップを感じました。

み言による創造原理的人間観
 み言を改めて学んでみると、創造原理的人間観は「人間は神が創造した最高の存在である」ということです。
 価値的に最高、芸術的にも最高、機能的にも最高で、あらゆる観点で人間の素晴らしさにつくづく感心しました。

 そして真のお父様(文鮮明〈ムン・ソンミョン〉先生)のみ言である「良心宣言」から見れば、良心は教育が要らない存在です。
 責任分担に関しても、神が人間に5%の責任分担を与えられたのは、「責任」を土台に「権利(創造性と主管性)」を与えたかったからでしょう。

 つまり人間は自分と自分の人生を創造原理的に自由にデザインする権利があるということであり、人間が自由に自分の人生をデザインすることは神にとって喜びでしかないということです。

コーチングで感じた共鳴と希望
 コーチングでは、コーチがクライアントを信じて肯定的な心で寄り添いながら授受します。そうすることによってみ言の解釈と実体との隔たりが埋められていくようで、希望を感じています。
 この実体とは、私自身の実体が変わっていくという意味だけではなく、組織文化としての実体が変化するという意味でもあります。

 これまで私が心の中で感じていてもうまく表現できなかった気持ちや疑問などが、コーチングの共同体の場で解決していきました。
 心情文化を創建していく上で、コーチングの学びが大きな役割を持つことを実感します。

さまざまなアプローチには役割がある
 コーチングは、ティーチングの文化を否定しているわけではありません。
 コーチングの学びのおかげで、それぞれに役割があることが分かりました。

 ティーチングにはティーチングの役割があります。人が成長していく過程で、学校でのティーチングの学びは不可欠です。教会ではカウンセリングで個性体を分析し、ティーチングで原理を教授し、トレーニングで信仰者にステップアップさせていくという流れで人を導いてきたように思います。それぞれに役割があります。

 「神様コーチング」は、家庭の中で子女に接する際のコミュニケーション法のようにも感じます。
 私も拙いですが、コーチングでの学びを参考にしてわが子と接し始めています。
 以前は怖いお父さんとして映っていたかも知れませんが、今は毎日息子の方から話しかけてきます。なんとうれしいことでしょうか。

 まだまだ学びと検証が必要ですが、コーチングでの学びを継続し、コツコツとわが家で「真の家庭運動」を推進していきます。

 ありがとうございました。

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 「ファミリーサポートコーチング講座」は今回が最終回です。
 コーチングに関心を持ってくださったことに心から感謝申し上げます。
 ありがとうございました。

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