2023.04.21 22:00
【テキスト版】
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第134回 LGBTの問題点を教えてください
ナビゲーター:阿部美樹
皆さん、こんにちは!
今回は、「LGBTの問題点を教えてください」という質問に対してお答えします。
LGBTを推進する考え方には、いくつかの疑問点や問題点が見いだされます。
第1は、LGBTというカテゴリーは適切なのか、という点です。
どの性別の人を好きになるかという「性的指向」と、自分の性別をどう捉えるかという「性自認」とは、全く別概念なのです。
それぞれの当事者が抱える悩みや事情も大きく異なります。
例えば、性別違和の人々の課題として挙げられる履歴書の性別記入や男女別の制服、トイレ・更衣室の使用などについては、同性愛者や両性愛者にとっては全く関係のない問題です。
逆に、同性パートナーシップ制度は、性別違和の人には必要ありません。
なぜ、これらが一括して扱われるようになったのかといえば、トランスジェンダーとされる人々は非常に少数で、数千から数万人に1人であるため、より人数の多い同性愛者や両性愛者と連携する必要があったのでしょう。
しかし現在では、性別違和に対する認知度も高まっており、これらを併せて扱う必要は薄れています。一緒に扱うのではなく、それぞれの課題を分けて考える必要性を感じます。
第2は、同性愛者・両性愛者は社会的弱者なのか?という点です。
各種調査の結果は、同性愛、両性愛に「偏見がない」「個人の自由だ」と答える人が7~8割に達しており、社会的な偏見・差別にさらされているという主張も説得力を失いつつあります。
メディアでもLGBTの著名人が堂々と活動しているように、日本社会は個人の性の在り方についてもともと寛容な文化を持っています。
第3は、同性愛は生まれつきで、変えられない性質なのか、という点です。
多くの人が性的指向や性自認は生まれつきで、本人の意思では変えられないものだと考えていました。
しかし、全米の人口統計を用いた調査では、同性愛の人が数年後に異性愛に変わるなど、性的指向が揺れ動く割合が約4~5割になっています。
2019年8月に米国の科学誌『サイエンス』に掲載された論文では、約48万人の遺伝子を調査した結果、同性愛を決定する特定の遺伝子は存在しないと結論付けました。
トランスジェンダーは、医学的に性同一性障害と診断を受けた人以外にも、体の性別に一時的な違和感を覚えているだけの人や、男装や女装などを好む人まで多種多様な人々が含まれることがあります。
偽物の自称トランスジェンダーが性自認を犯罪に悪用する事件も起こっています。
トイレなどの女性専用施設に性暴力を目的に入り込む事件や、女湯で男性器を露出していても抗議できない女性客が出てくることなど、社会的な混乱は必至です。
第4は、同性愛文化の拡大にリスクはないのか、という点です。
男性の同性愛者であるゲイは、より多くの相手と性的接触を行う傾向が指摘されています。
その場合、さまざまな感染症のリスクを高めることは言うまでもありません。
同性愛行為が特定のコミュニティー内から社会全体に広まって一般化してしまえば、性犯罪のリスクは異性間だけでなく、同性間においても格段に高まることになります。
さらには、同性婚が合法化されて婚姻制度に移行した場合、異性愛に基づく家族の形成を放棄するわけですから、自然な形で子供を持つことができません。
子供の同性婚に反対する親は、単に無理解なだけでなく、子供の幸せを誰よりも願う立場から、より慎重な立場を取ることは当然ではないでしょうか。
このように、LGBTに関してはいくつもの疑問点があり、問題点があるということを忘れてはいけません。