制作の舞台裏から 8
「ザ・インタビュー」【1】
偉大なる価値の再発見を！

制作の舞台裏から 8
「ザ・インタビュー」【1】
偉大なる価値の再発見を！

　U-ONE TVの番組の一つに「ザ・インタビュー」がある。
　「統一運動」（文鮮明〈ムン・ソンミョン〉・韓鶴子〈ハン・ハクチャ〉総裁夫妻が提唱する世界的な平和運動）をけん引する人々のインタビューをお届けする番組だ。

　第3回から第5回の配信では、日本の統一思想研究院の副院長（当時）の大谷明史氏に聞いた。
　大谷氏は、李相軒（イ・サンホン）先生（36双）に師事し、勝共理論や統一思想の関連書籍の制作に携わった一人である。

　今、改めて勝共理論、統一思想の重要性が強調されている。何事においても、その誕生の背景や当時の事情を知ることは大事なことだ。学びの動機を深める意味でも、ぜひご覧いただきたいインタビューである。
　『共産主義の終焉』の発刊に至る経緯や、同書籍英語版の誕生のエピソードは興味深い。

　大谷氏は2019年4月17日に故人となった。今となっては、生前の氏によるまとまった歴史的証言が得られる唯一の映像資料かもしれない。
　思想分野に関心の強い筆者は、インタビュー収録時にも興味深く聞かせていただいたが、番組の制作を終えた後も、お聞きしたいことがあまりに多く、改めて時間を取っていただきたい旨、お伝えした。

　大谷氏は筆者の求めに快く応じてくださったが、残念ながらその約束は果たされなかった。大谷氏が突然病に倒れてしまったのだ。氏は回復することなく天上の人となった。
　もっともっと地上で活躍していただきたかったが、今は霊界の李相軒先生と共に、再び真理探究の聖業にまい進していらっしゃるに違いない。

　生前、大谷氏は統一思想院の副院長として、精力的に出版物の制作に取り組んでいる。
　『日はまた昇る 蘇る日本』『蘇る愛と生命』『今輝ける真の愛 蘇る神の言』『「性解放理論」を超えて』『ダーウィニズムを超えて』など、文鮮明・韓鶴子総裁夫妻の思想と業績を理解する上でも一級の資料、文献となる書籍を多数残した。いずれも光言社から出版されている。ぜひ手に取ってお読みいただきたい。

　大谷氏と地上で再びお話しすることはかなわないが、上述の書籍を通して、氏に尋ねてみたかった質問の答えが見つかることもある。

　先人たちが残してくれた書籍や証言は実に貴重である。
　「ザ・インタビュー」シリーズもまた、歴史的な映像証言集になると自負している。読者の皆さんにも、同番組を通して、文鮮明・韓鶴子総裁夫妻の思想と業績の偉大なる価値を再発見していただきたい。

（則）

U-ONE TV ザ・インタビュー
第3回 大谷明史・統一思想研究院副院長に聞く（1）「『共産主義の終焉』発刊の背景」

U-ONE TV ザ・インタビュー
第4回 大谷明史・統一思想研究院副院長に聞く（2）「勝共理論・統一思想を体系化した李相軒先生」

U-ONE TV ザ・インタビュー
第5回 大谷明史・統一思想研究院副院長に聞く（3）「復活する『科学の統一に関する国際会議（ICUS）』」