2023.03.09 12:00
制作の舞台裏から 2
「癒やしのオルゴール聖歌」
人の心を天につなぐ音楽を
2019年12月からスタートした「癒やしのオルゴール聖歌」。光言社U-ONE TVとYouTubeから同時配信され、第40回を迎えんとしている。
筆者は同コンテンツの制作を担当しているが、今回は「オルゴール聖歌」の実現に至るまでの企画の動機や制作の舞台裏を簡単に紹介したい。
企画の原点は、約40年前のこと、私が信仰生活をスタートして間もない頃にさかのぼる。
入教前の修練会に参加して最も感銘を受けたのが、“祈り”と“聖歌”であった。さっそく買い求めたのが、当時、光言社で販売していた「聖歌ピアノ演奏シリーズ『祈り』」(カセットテープ版)である。
ピアノ演奏による聖歌を聴くことで聖霊に包まれているかのような体験を何度もした。そして多くの涙と共に、生きる力と希望が与えられた。
実家でもこの聖歌シリーズを流したところ、部屋の空気が一変し、両親をはじめ家族の心がとても和む雰囲気となった。
この時、まさに聖歌は単なる音楽ではなく、“聖霊の役事”を伴うものであると実感した。
家庭連合の聖歌の中には、美しいメロディーの曲がたくさんある。
「聖歌」と「聖霊の役事」。これらを一つに結び付け、「音楽」という手段を通して、誰もが理屈を超えた「喜び」や「癒やし」、そして「感動」を体験する文化的アプローチをすることはできないだろうか。
それが「癒やしのオルゴール聖歌」の制作の原点であり動機となっている。
ところで、なぜ、「オルゴール」なのか。
オルゴールの音色は優しく、人の心を癒やす効果がある。
またオルゴールは、その構造から同じ曲を繰り返し演奏するという特徴を持っている。この同じ曲の繰り返しによって、聞く人の心身をさらにリラックスさせ、「癒やしの効果」を高めることができるのだ。
このような効果をぜひ多くの人にも体験してもらいたい。家庭連合の聖歌の根底に流れる音楽的な霊性に引かれて来る人は少なくないはずだ。
真のお母様は、「人類の3分の1が、私と共に天の父母様に侍る立場が重要なのです」と強調されている。
ならば一人でも多くの人の心を天につなぐコンテンツが絶対に必要であろう。
この「癒やしのオルゴール聖歌」がその一助となることができればうれしい限りである。
(T)