ファミリーサポートコーチング講座

 「ファミリーサポート(FS)コーチング講座」は、文字どおり、より良い家族関係や人間関係を実現するために読者の皆さまをサポートするコーチング講座です。
 毎週月曜日配信予定です。皆さまの家庭生活、信仰生活、社会生活にぜひお役立てください。

105回 私を押し出す推進力が湧いてくる

ナビゲーター:西森 響
監修:阿部 美樹(伝道教育局)

 今回は、責任者コーチング講座に参加された60代女性の感想をお届けします。

勇気を出して一歩前へ
 コーチングを学び始めた時、学習した中で印象に残った「自分自身が答えを持っている」「潜在意識は解決の道を知っている」ということを体験し実感したいと思いました。

 「自分が誰かの役に立てることは何かないか?」と思っていましたが、自分に自信がなく、人の中に飛び込む勇気もなく、悶々(もんもん)としていました。
 しかし、認定コーチになれたら、「多くの人に神様から与えられた使命を自覚してもらえる。そうなれたらすてきだなぁ」と思い、コーチングに心引かれました。

 オンラインでのセミナーでは、ネットの向こうでたくさんのかたに自分のやりとりを聞かれていると思うと、恥ずかしさを感じましたが、勇気を出してクライアントになってみました。

苦手なものは私を強くしてくれるものだった
 しかしコーチングを受けてみると、セッションをしている間はコーチと11なので、周りの人をさほど気にせず、集中して伸び伸びと参加することができました。

 コーチは具体的かつ五感に働きかける質問をさまざましてくれました。その結果、自分の心の中では現実的な事情に制約されることなく、イメージを広げることができました。

 自分の苦手なことは、人間関係をつくることや新しいことにチャレンジすることでした。そのような「弱い心」が嫌なものとして心に浮かんできました。

 そのイメージを表現するならば、「青黒くて、モヤモヤしたもの」でした。この陰の感情を整理するために、コーチから導かれるままに陽の感情である「神体験」や「行ってみたい自然」をイメージしていきました。

 すると、先ほどの青黒くモヤモヤしたものをなくすどころか「持っていてもいいな!」と思えるようになりました。
 それに対してコーチは、「そのモヤモヤはどのような意味がありますか?」という質問をしてきました。私の口から「人生の試練」という言葉が出てきました。

 さらに、「試練はどういう価値がありますか?」という質問に対しては、「私を強くしてくれるもの」という普段考えたことのない答えが口から出てきたのです。

真っ青な奇麗なブローチ
 そして、陰の感情をなくすのではなく「持っていてもいいな」という私の言葉にコーチは注目し、「では身に付けるとしたら何にしますか?」という思いがけない質問をしてきました。

 すると、“ブローチ”のイメージが湧いてきました。それまで苦痛を表す「薄黒かった青」のイメージが、「真っ青な奇麗な青」に変わり、私の胸にイメージのブローチが飾られました。その印象的なイメージは、今でも脳裏に鮮やかに残っています。

 私は、「そうだ、ゆっくりでも認定コーチを目指そう」と思いました。
 その時、「ねばならない」という重苦しい動機ではなく、自然に「努力したい」という気持ちになったことは、本当に不思議に思います。

 コーチに共感してもらうことで、「自分を否定しなくてもいいんだ」という安心感と私を押し出す推進力が、自分の中から出てくるのを発見できて大変驚いています。

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 次回は、「FSコーチングにおける統一思想の四位基台と正分合作用①」についてお伝えします。

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