アングル~情報戦に勝て。57
日本よ、宗教的価値を奪われてはならない!

 子供の教育について、「家庭教育」「学校教育」「社会教育」という三つの側面から論ずることができる。
 「学校教育」や「社会教育」で宗教的な価値が扱われることは、とりわけ日本においては難しい。
 宗教的価値に関する教育は、家族が基盤であり、家庭教育においてなされることは伝統的な事柄として理解できる。

 今回紹介するのは、世界日報19日付「メディアウォッチ」欄の「ワイドショーでさえあまたの課題指摘する“宗教2世虐待”Q&A」の見出し記事。

 “宗教2世”は家庭で生まれ、家庭で育つ。宗教的価値は人生観や家庭観に大きな影響を与えるものだ。もちろん虐待は決して許されるものではない。しかし親が大切にしている価値を子供に伝え、それを共有したいと考えることは自然なことだ。

 行政によるガイドライン、さらには行政指導や処分の中に宗教的価値に関する内容を含もうとするなら、その前に、専門家や有識者による議論、国民への十分なヒアリングがなされるべきである。

 宗教的価値、すなわち神の実在、来世や霊界と呼ばれる死後の生に関する内容は、人間の生き方を左右する問題である。このことの持つ意味はあまりにも大きい。

 科学と宗教を分離し、二者択一する時代に終止符を打たなければならない。これからは、科学は宗教を、宗教は科学を求めて、宗教と科学を統一された一つの課題として解決しなければならない時代なのだ。

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