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中和新聞セレクト Vol.6
家庭理想の実現

 毎週2回(火、金)、さまざまなコンテンツを配信している『中和新聞』。Blessed Life編集部が同記事のアーカイブスからおすすめのコンテンツをセレクトして皆さまに紹介します!
 第6弾は「家庭理想の実現」(家庭教育局)のシリーズを毎週水曜日(予定)にお届けします。
 同コンテンツは『中和新聞』20174月から連載中のシリーズです。

18回 国際祝福は人類一家族世界実現への最強のパスポート①

(中和新聞 2022年4月8日 通巻1451号より)

 真の父母様は「祝福の中の祝福は国際祝福である」(『祝福』48号〈1986年春季号〉)と語られながら、心血を注いで国際祝福のマッチングをしてこられました。このコーナーでは、飯田智史・国際家庭部長の解説「国際祝福は人類一家族世界実現への最強のパスポート」を基に、「国際祝福」の意義について学びます。(詳細は、『祝福家庭』103号〈2021年冬季号〉をご参照ください)

 「血統転換をして人類を再び神様の子女として探して立てる最上の方法は、交叉祝福結婚です。人種、文化、国境、宗教の壁を越え、すなわちすべての怨讐関係の輪を断ち切り、新しい次元の天的血統を創造する革命的役事です」(天一国経典『天聖経』第13篇・第1章・第3節・12

国際祝福の意義と現状

▼国際祝福の意義
 真の父母様が国際祝福を願われている理由を一言で言えば、それが天の父母様(神様)の喜びであるからです。祝福は受ける人にとって大きな恩恵であり喜びですが、もっと重要なのは、天の父母様がそれを願われているという点にあります。

 「国際合同祝福結婚式」という祝福式の名称も「国際を含む」という意味ではなく、「国際が良い、国際が標準」という意味であり、それを天の父母様が好まれるのです。

 久保木修己名誉会長(1998年に聖和)は、講話の中で、次のような真のお父様のみ言を紹介しています。

 「統一教会の中心は祝福である。そして、祝福の中の祝福は国際祝福である。これからの祝福というのは、国際祝福のことを言うんだよ。国際祝福を受けた者というのは、天から素晴らしい勲章をもらったと同じだよ」(『祝福』48号〈1986年春季号〉66ページ)


 祝福の価値自体は変わらなくても、同じ国民同士の祝福以上に、国際祝福がより願われています。天の父母様のもとの人類一家族世界を実現していくのが、天の父母様の最高の喜びです。国際祝福はこれを実現するための最短の道であり、過去、現在、未来にわたり、人類に次の三つの大きな恩恵をもたらすものです。

1. 国際祝福には地上世界を変革する力がある
 国家主義の次元では何も解決できない時代になりました。人類が家族になるべき時代に立っているのが私たちであり、国際祝福は世界的な諸問題解決への近道なのです。
 次のようなみ言があります。

 「世界は今や地球村と言われるほどに、急速に狭まってきています。すべての人々の生存と繁栄が、正にこの協同精神にかかっています。人類は、神様のもとの一つの大家族であることを悟らなければなりません。この協同を通してのみ、私たちは環境を保護することができ、またすベての人々の文化水準の向上と自由、正義および尊厳性の確保を期待し、約束できるのです。このような協同精神の土台となるのは何でしょうか。それは、世界共同体のすべての国々は、ただ神様のみに根源をおく共通の価値体系と永遠不変の原理を尊重することです」(『平和経』13471348ページ)

 真のお母様は、世界の諸問題は神様を抜きにしては解決しえないと語られます。具体的には、天の父母様の心情、事情、願いをいちばんご存じの真の父母様につながることが重要であり、お母様が示される方向に一致していく以外にありません。

2. 国際祝福によって霊界を整理することができる
 お父様は国際祝福によって霊界で何が起こっているのかについて、次のように語っておられます。

 「霊界はまだあまり一つになっているとはいえません。日本人の領域もあれば、ドイツ人のゾーンも、アメリカ人のゾーンもあります。また黒人地区、白人地区とありとあらゆる境界がそこにはあるのです。そして、彼らはこれまでのところあまり親しく交わることもなく、背中を向け合っていたというのです。……敵同士だったドイツ人とアメリカ人が結婚したり、長い間敵同士であった日本人がアメリカ人の夫をもらったりしたことを聞いたのです。……彼らは拍手しながら、互いに顔を見合わせざるを得なくなってきたというわけです」(『祝福』34 号〈1982年夏季号〉153154ページ)

 私たちは歴史的結実体であり、その後ろにはおびただしい数の先祖たちがつながっており、私たちの家系は霊界に深く根を張っています。堕落人間で構成された人間社会は、いつの時代でも闘争と葛藤の中に生きてきたのであり、それが霊界でも連続しています。

 国ごとにグループがあり、宗教界においてさえも釈迦クラブ、孔子クラブと、分かれています。人類が一つになるうえで障壁となっているのです。

 これらが地上で解かれることを通して、霊界でも解かれていくのです。

3. 国際祝福の家庭には未来を変革する子女たちが生まれる
 次のようなみ言があります。

 「言語を異にする両親から生まれた子供は、二つの国を結合させるでしょう。その子供は、敵国同士になるかもしれない間柄を結合させるでしょう。異人種同士の夫婦から生まれた子供は、人種間の障壁を溶かすでしょう」(『祝福』29号〈1981年春季号〉26ページ)

 国際祝福の家庭の子女は、二つの異なった国を結合させ、親が超えられなかったものを超えていく存在なのです。さらにお父様は、国際祝福家庭の中から世界の指導者が生まれると語られたこともあります。

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 次回は、「国際祝福の意義②」をお届けします。

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