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スマホで立ち読み Vol.19
『真のお母様、感謝します』23

(光言社・刊『真のお母様、感謝します』より)

 スマホで立ち読み第19弾、『真のお母様、感謝します』を毎週木曜日(予定)にお届けします。
 真のお母様(韓鶴子総裁)との出会いの証しを集めた貴重な一冊です。

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天一国経典出版記念式でお捧げした「紫の無窮花」
酒井 玲子(4000万双既成)

 2013年6月10日、韓国・清平(チョンピョン)の天城旺臨宮殿で行われた「協会創立60回および『天聖経』・『平和経』出版記念式」の祝賀公演に出演させていただきました。

 出演が決まったのは、式典の約1週間前でした。初めは、「えっ、本当に私が? 二世がふさわしいのでは?」と思いましたが、それでも祈りながら本部からの連絡を待ちました。

 やがて、「讃美曲は、韓国の歌曲『慕わしき金剛山(クムガンサン)』と、日本の食口たちに親しまれてきた『紫の無窮花(ムグンファ)』の2曲でどうでしょうか」との連絡を頂きました。しばらく祈りの時間を持ち、「心を込めて讃美させていただこう」と決心しました。

 「紫の無窮花」は、かつて1999年の「真の家庭世界化前進大会」で、また2000年に真のお母様に随行させていただいた時、私たち兄弟姉妹の感謝の心情を束ねて祝歌としてお捧(ささ)げした、とても思い出深い曲です。お母様は毎回、舞台のそでで直接聴いてくださいました。そのときの、お母様の量り知れない深い愛と波動を強烈に感じながら讃美した日々が蘇(よみがえ)ってきました。緊張と感謝の想いで準備させていただきました。

 日本を発(た)つ前日、ピアニストとの合わせを行いましたが、2曲とも順調に進み、何の不安もなく終えることができました。ところが、清平でのリハーサルの時に思うように声が出なかったのです。私は、「この状態で歌うのは真の父母様に申し訳ない」という思いに駆られ、不安に押しつぶされそうになりました。ひたすら、「歴史に残るお祝いの場で、喜んでいただける最高の讃美をお捧げしたいのです」と祈り、委ねるしかないという境地でした。

 式典が始まると、歴史的な瞬間に出合わせていただいたことに興奮を覚えました。そして永遠に残る天一国経典の出版を涙して喜ばれるお母様を拝見し、私も共に涙があふれ、新たな力を引き出していただけたように感じました。

 讃美のときには、緊張しながらも、前日の不安は消え失せ、あふれる感謝と新たな出発の決意の心情で、精一杯讃美することができたのです。これこそ、実体聖霊であられる真のお母様の役事(やくじ)であると感じました。

▲「協会創立60回および『天聖経』・『平和経』出版記念式」でみ言を語られる真のお母様(2013年)

 讃美後に、大塚克己・アフリカ大陸会長(当時)から、「お母様の表情が緩み、喜んでくださったよ」とお聞きし、胸をなで下ろすことができました。

 歴史的な舞台で、真の父母様の前に讃美をお捧げできたことを、心より感謝申し上げます。

【お父様がお母様について語られたみ言】
 先生が霊界に行ったとしても、お母様が地上にいれば、霊界と地上界の統一圏ができるので、いつでもお母様がいる地上に来て一緒に暮らすことができるのです。
(『真の父母の絶対価値と氏族メシヤの道』117ページ)

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 次回は、「頂いたブレザーはお母様の香りがした」(横井捷子)をお届けします。お楽しみに!


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