霊界の実相と地上生活 66
天使世界の姿

霊界の実相と地上生活（66）
天使世界の姿

　36家庭の李相軒（イ・サンホン）先生（1914～1997）が霊界のさまざまな事実を証しされたメッセージ、「霊界の実相と地上生活【霊界の様相編】」を毎週土曜日配信（予定）でお届けします。

世界平和統一家庭連合

第三部 天上の秘密
第一章 天使世界
一 本然の天使世界

天使世界の姿
　天使世界を創造された時、神様は天使の一人一人に使命を賦与したのではなく、天使の組織とグループ別に、異なる使命を下されたのです。天使たちは様々な次元の組織で細分化されており、このような組織のもとに、様々な次元のグループが編成されています。そのため、天使たちは様々な姿で多様に現れることができます。天使たちは、人間の慶事を祝う場合、メッセージと使命を伝達する場合、預言を伝達する場合などによって、その姿を異にして現すのです。そして、天使たちの固有で独特な使命に応じて、彼らの姿は多様に変化します。

　天使の使命と天使の呼称は変化しないにしても、彼らの衣装は、活動範囲に応じて完全に変わることもあります。それはあたかも、地上生活で人間が様々な儀式に参加するごとに、その衣装を異にするのと似ています。ある人が葬式に行く場合、五色のしまの入ったチョゴリを着ていく人はいないではないですか。しかし天使の衣装は、限られた空間に生きている人間のそれとは異なるのです。天使は、地上人のように服を買いに行ったり、注文服を作るために時間を要したりすることもなく、時空を超越して服を着なければならないのです。そして、天使の服は時と場所によって変わるのです。

　ところが天使たちの衣装は、誰かの命令にでも従ったかのように、一瞬にして美しく華麗な身なりに変化します。天使たちがある集いに出掛けるときには、彼らの動きによって、その衣装の模様と色合いが異なって現れます。そして、彼らが動くときには、美しい光彩がきらびやかに現れます。しかし、ほとんどの地上人はこのような天使たちの姿を見ることができません。

　このような天使たちの姿を幻想で見たという人は無数にいるでしょう。しかし、それは霊界の霊人たちから見た姿とは全く別物です。特に地上人は、天使の衣装の華麗な色合いと光彩を見ることができません。天使の美しい姿は、地上で肉眼で見る場合と、霊界で霊眼で見る場合とでは、全く比較にならないのです。

　天使たちのこのような美しい姿は、子女を愛する神様の心が形状的に似て現れたものです。神様は、御自身の子女にある内容を伝えるために天使を送るとき、御自身の子女を喜ばせ、愛で包んでやり、平和と幸福の心を伝えたいがゆえに、天使の姿をそのように美しく華麗にしたのです。私たち人間が考えるとき、「男性が華麗な衣装を着てみたところで、そんなに美しいだろうか」と思うかもしれませんが、地上で踊る男性のダンサーの身なりを想像してみましょう。どうしてそれと比較することができるでしょうか。そのような天使の姿を地上人が幻想的に見るとき、ただ美しい女性の姿のように見えるだけなのです。

　このように天使たちの姿は、時々刻々と変化し、彼らの活動範囲に応じて、色とりどりに現れます。地上人が自分の肉眼で見た天使たちの姿も非常に美しいことでしょう。しかし、彼らの実際の姿はもっと美しいのです。状況に応じて、時には厳かな容姿で、時には清らかで美しい女性のような容姿で、多種多様に現れる彼らの実際の姿は、申し分ないほど美しいのです。しかし、ここで明らかなことは、天使たちがどんな姿をしていても、常に神のアンテナに合わせて動くという事実です。

　私たち人間は、私たちのために天使世界を造ってくださった天の父母に、深く感謝しなければなりません。

（2000年9月12日）

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　次回は、「天使の活動場所」をお届けします。