ファミリーサポートコーチング講座

 「ファミリーサポート(FS)コーチング講座」は、文字どおり、より良い家族関係や人間関係を実現するために読者の皆さまをサポートするコーチング講座です。
 毎週月曜日配信予定です。皆さまの家庭生活、信仰生活、社会生活にぜひお役立てください。

第96回 許せない情から許す道へ

ナビゲーター:西森 響
監修:阿部 美樹(伝道教育局)

 今回は、FSコーチングのセッションを受けた60代女性の感想をお届けします。

許せない情が湧き上がる
 私は責任者を許せない情をどうしても抱えてしまい、サタン分別や堕落性を脱ぐということがなかなか難しかったのです。
 人と争うことを避けて、自分の思いを心の中で押し殺し、そこに触れず、関わらないようにしていました。

 そのような性格なので負の感情を持ちやすい傾向がありました。その責任者と会うとどうしても許せない情が湧き上がり、自分ではコントロールできませんでした。そのような時に、コーチングしていただきました。

陰の感情も神様のもの
 コーチは私の話の全てを承認してくださり、「陰の感情も神様のものです」と話されました。
 「負の感情」は、陽陰の観点で見れば「陰の感情」ということです。

 さらに、「その陰の感情の色は何色ですか?」と聞かれて驚きました。
 「えぇ! その感情を色で例える! えっ、どーいうこと?」と戸惑いながらも、イメージしていくと不思議と見えてきました。

 「はい! 黒に近いグレーです」と私は答えました。
 「素材は?」という質問に対して、「モヤモヤした塊です」と答え、「温度感覚は?」という質問に対しては「冷たいです」と答えました。

 それから、神様との心情的な出会いを聞かれた時、ハッとしました。
 神様との出会いを忘れてしまっていたからです。温かく神様から愛されたかつての情の世界を思い起こしました。
 また、コーチの導きに合わせて、その神様と一緒に出かける自然の世界をイメージしました。

 このように陽の感情が高まった時、「先ほどの陰の感情の色(グレー)はどうなっていますか?」と聞かれました。すると、消えてはいませんが小さく変化して気にならない程度になったのです。

 さらにコーチから「その陰の感情も、神様のものですね!」と承認された時は、驚きと共に納得しました。色で表すことで、「見えない情の世界を見える化する」という意味が分かりました。

捉え方が変わって見つかった許す道
 葛藤することに「私が問題だ!」と、自己を否定して苦しくなることは、本来の姿ではなかったのです。

 陽陰の統合のコーチングを通して神様の愛を感じました。許し、認め、共感、共有する世界こそ神の愛の世界だと感じました。

 コーチングに対して統一思想を通して説明される内容を聞き、思慮深く思考した自分の思いを正直に表現しました。
 そのまま全てを承認される中、自分でも気が付いていなかった潜在意識までも気付くようになりました。

 セミナーに何度も参加する中で、自己肯定感からの穏やかな気持ちで満たされました。潜在意識の中の被害者意識や、固定観念からの許せない感情も根底にあることに気付かされました。
 そこから、神様、真の父母様に許され愛されているイメージの世界を体感し、許す道が見つかりました。不思議な気持ちでした。

素晴らしい仲間との出会い
 そして、守秘義務が守られていなければ、自分だけでなく他のメンバーも心を開け放つことはできないでしょう。しかし安心できる場がつくられているので、共に変化し成長していく姿に感動し、兄弟姉妹(教会員)に対して慕わしさが湧き上がり、自然と会いたくなる思いを持つのです。

 「私一人ではなかった! 素晴らしい仲間がいる!」
 そこから力をもらえるのです。全てを承認される世界に、神様の世界を感じました。統一思想の学習も重ねながら、天一国の民として成長できることを感じています。

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 次回は、「改めて、ファミリーサポートコーチングとは①」をお伝えします。

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