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【B-Life『祝福家庭』コーナー】
『祝福家庭』81号(2016年 夏季号)
誌上説教
伝道は最高の愛の実践

周藤健(43双)

 3回に分けて紹介します。

神様が私を通して伝道される

 神様は、全人類を一瞬にして導くのではなく、条件が整い、伝道の順序に従って導かれます。ですから、自分が伝道すると思わなくてもいいわけです。神様が私たちを通して伝道対象者に呼び掛けられ、その人は天から呼び出されているのです。

 真っ先に伝道されるのは、本心基準の高い人、要するに神様を求めている人です。神様にさっと反応できる方です。
 次に、良心基準の高い人、善を求め、良心の声を聞くことができる人です。正義感が強く社会の善悪に敏感で、また「清く生きたい」と願い、特に性の問題について高い倫理観をもっています。このような人は、堕落論やメシヤの必要性がすぐに分かります。

 本心的な人、良心的な人は、外的には「ために生きよう」とし、内的には「清く生きよう」という精神をもつ準備された人なのです。
 一方、神様とは遠い方向に引っ張っていく邪心というものがあります。邪心の強い人は良心の呵責を覚えず、また性の倫理観が麻痺しています。このような人はすぐに伝道することは難しく、伝道の順序を考えた場合、後回しになってしまいます。

長子権を復帰する

 それでは、その邪心の強い人が自分の父親や兄弟だったり、親族だったりした場合、どうしますか? 放っておけないでしょう。家族や氏族を切り捨てることはできません。
 それが神氏族メシヤの仕事であり、長子権を復帰するということです。
 つまり、真の愛をもってその人に尽くし、感動させ、僕(しもべ)の僕の立場から僕、養子、庶子、実子、母、父、神様と、8段階を越えて、み言を伝えていくのです。こうして家族、氏族を復帰していきます。それが神氏族メシヤであり、訓読家庭教会の責任です。

真の父母様に似た、愛の人を目指そう

 一人の人を永遠の生命に導き、その人が究極の人生の目的を達成するための道を開いてあげることが「伝道」です。
 伝道は人生における喜びであり、素晴らしい体験です。伝道を通して、私たちは言い知れぬ愛の深みを味わうことができるでしょう。心の底から「自分の人生は素晴らしい」と思える私たちになることができるでしょう。
 もし、人生において、一人も愛さなかったならば、どれほど空しい人生でしょうか。そのまま30年が過ぎ、40年、50年が過ぎて、70歳、80歳、90歳になっても、一人も愛することがなかったとしたら、それほど寂しい、悲しい人生はありません。

 方法や形式はいろいろあっても、伝道の本質は、一人一人の永遠の生命のために、自分の命を懸けて相手の生命を生み出すことです。

 死んだ生命を蘇らせることほど、貴い生き方はありません。それが真の愛です。真の伝道というものです。真の父母様が自ら、その生き方を見せてくださっています。父母様に似て、そのことを人生の中心に据え、さらに自分の喜びとする私たちとなりたいものです。

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 このような内容が盛りだくさんの『祝福家庭』を、是非一度手にとってみてください。

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