2022.11.17 17:00
スマホで立ち読み Vol.19
『真のお母様、感謝します』17
(光言社・刊『真のお母様、感謝します』より)
スマホで立ち読み第19弾、『真のお母様、感謝します』を毎週木曜日(予定)にお届けします。
真のお母様(韓鶴子総裁)との出会いの証しを集めた貴重な一冊です。
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毎日、数え切れないほど名前を呼んでくださった
平野 太司(1275双)
ブラジルのジャルジンで始まったニューホープファーム・プロジェクトに志願し、1995年5月1日、ブラジルに行きました。
ある日、真の父母様の釣り場の整備をしている時に、真のお母様が質問してこられました。
「子供はどっちに似たの?」
「どちらにも似ていないようです。きっと神様に似たのだと思います」
するとお母様はお笑いになり、「明日から私の釣りの手伝いをするように」とおっしゃいました。
私は釣りをあまりしたことがありませんでした。それで、リールの使い方から竿の振り方まで、お母様が手取り足取り教えてくださいました。ボートでは、お母様が中心に座って釣り竿を見張られ、私はお母様のすぐ横か前で当たりが来るのを待ちました。多くの場合、お母様が早く見つけて、「太司!」と声を掛けられます。私は急いで竿を取り、魚が針にしっかりと掛かっていれば、お母様にお渡しするのです。
お母様は少しの動きも見落とされません。お母様の竿の振り方は華麗で、正確です。狙った所にストンと落とされます。真のお父様には申し訳ありませんが、大体いつもお母様のほうが、大きいサイズの魚を多く釣っていらっしゃいました。
真の父母様の手足となって働き、「잘했다(チャルヘッタ、よくやった)」「수고했다(スゴヘッタ、ご苦労さん)」というお言葉を頂いたときの喜びは、言葉では表現できません。特にお母様の、あの美しいお声は、一言一言心に染み込んでいます。
お母様は、毎日数え切れないほど、「太司」と名前を呼んでくださり、実の子供のように接してくださいました。食事の時間に私が竿を手に持っているときは、チョコレートやフルーツを指でつまんで、私の口に入れてくださいました。
ボートの乗り降りや川の中に入られるときは、安全のために手を取らせていただきましたが、その手の温かさを忘れることはできません。
ある日、お母様が、「太司は心持ちが良いから、将来良いことがあるといいね」と、独り言のようにおっしゃいました。2004年10月、アメリカ人の妻との間に8人目の子供が生まれたのですが、このように子宝に恵まれたことが、私にとっては最大の「良いこと」であったと思っています。
【お父様がお母様について語られたみ言】
(お母様は)すべて掃除することができる主人になったので、先生よりもお母様をもっと重要視することができる統一教会の食口になれば福を受けるのです。
(「真の御父母様の生涯路程」⑩ 352ページ)
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次回は、「お母様は全世界の祝福会場に来てくださる」(田中敬子)をお届けします。お楽しみに!