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スマホで立ち読み Vol.13
『幸福な人生には原則があった』12

入山 聖基・著

(光言社・『幸福な人生には原則があった』より)

 『幸福な人生には原則があった』の一部を「立ち読み」でご覧いただけます! 毎週水曜日にお届けします。

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第2講座 創造原理と人生の目的

創造目的

 「神がおられるなら、神は何のために人間を創られたのだろうか?」──そんなことを考えたことがある人もいると思います。そこで次は、神の創造目的について考えてみましょう。

 「神は心情の神」であると言いました。心情とは、愛を通じて喜びを得たい情的な衝動です。しかし、喜びは独りでは得られません。人は心と心を交わし、通じ合ってこそ愛と幸福を感じます。神も同じです。天地を創造された全知全能なる神ですが、一つだけ創れないものがありました。それが愛の関係です。そこで、神は愛の実体対象として人間を創造されたのです。

 愛の対象である人間に、神は無限の愛を注ぎました。父母が子女に無限に愛を注ぐのは、そんな神の愛を受け継いでいるからなのです。

 父母の愛は無償の愛であり、無条件の愛です。子供がいかなる姿であったとしても、父母の愛は変わりません。父母は子女のために犠牲になって生きていきます。いつも心配して心を削り、子供のために時間とお金を投入します。このような、子供のために犠牲になって喜ぶ父母の愛は、純粋で崇高な愛です。それで、「父母の恩は、山よりも高く、海よりも深し」と言うのです。

 神の真の父母の愛は、自然界に満ちています。親なる神は人間を創る前に、子である人間が幸せに生きる環境を壮大なスケールと細微さで整えました。人間が生きるために、太陽の光を与え、空気を与え、食物を与えました。数万種類の動物、植物を創られました。美しい山河を与えました。どんな名画も、自然そのものの風景にはかないません。神が創られた自然が最高の芸術なのです。

 このように、人間は神の愛によって創られました。そして、神に愛されるために誕生したのです。それゆえ、人間は、神の愛を感じるときに、「幸福」を感じるようになっているのです。今まで、愛を探し求めながらも、それを得られなかったのは、人間関係の中だけで愛を発見しようとしたからだったのです。

 ですから、神を知ることは、愛を知ることであり、幸福への近道なのです。

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 次回は、「人生の目的」をお届けします。お楽しみに!



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