2022.11.07 17:00
ファミリーサポートコーチング講座
「ファミリーサポート(FS)コーチング講座」は、文字どおり、より良い家族関係や人間関係を実現するために読者の皆さまをサポートするコーチング講座です。
毎週月曜日配信予定です。皆さまの家庭生活、信仰生活、社会生活にぜひお役立てください。
第93回「受容し合う文化ができたら…」
ナビゲーター:西森 響
監修:阿部 美樹(伝道教育局)
今回は、FSコーチングのセッションを受けた40代男性の感想をお届けします。
劣等感を純粋に受け止めてもらえた
コーチングを受けて一番印象的だったのは、自分が抱えている「劣等感」に対して、コーチがマイナス的なものとしての価値判断を一切せず、むしろ純粋に興味深く聞いてくれたことです。
普通のカウンセリングや対話では、問題は「問題である」として受け止められることがほとんどですが、コーチングにはそういった捉え方は微塵(みじん)もなく、驚きを感じました。
捉え方を変えてみると
知識偏重で疑い深いと思っていた自分の性格に対して、コーチは温かく、興味深く受け止めてくれました。
コーチ自身も疑い深い性格だったという自身の過去のエピソードなどを話してくださるなど、率直に対話してくれたのもとても良かったです。
今思うと、この時に心の底から、自分の過度な不安や劣等感というものを手放すことができた感じがしました。
これは、コーチ自身が心の底から、そういった善悪で価値付けするのではなく受け止めてくださったからなのではないかと思いました。
また、自身の特性は相対者のために神から与えられた性相であると、統一思想の内容を通じて説明してくれました。
ネガティブだと思っていたものの裏に肯定的なものが隠されている
コーチングを受けて、その後の生活に一番影響があったのは、自分が今までネガティブだと価値付けしていた感情や反応、性質に、実は肯定的なものが隠されていると考えられるようになったことです。
例えば、私は何をやるにも慎重で、自分のことを臆病な人間だと思っていたのですが、このような性質は、裏を返すと思慮深さや視野の広さ、愛情の深さであるとも考えられるわけです。
そう考えることで、自身の中からその性質を排除しようとするのではなく、自分の一部としてむしろ大事にしようと思えるようになりました。
宝探しをしているような面白さ
また、親や子供、神様、真の父母様に対して感じている何らかの後ろめたさや罪悪感というものが一つの大きな悩みでした。
しかし、裏返すならば、それだけ「期待に応えたい」という意味で、「忠誠心や愛の大きさの表れである」とも言えるのではないかと考えられるようになりました。
最近では、ある種の「宝探し」をしているかのような面白さすら感じられるようになってきました。そういう意味で、自分で自分を信じられるようになってきた気がします。
実生活での変化
いつもそういうふうにうまく意義付けして考えられないにしても、基本的にはこのように捉えようと考えるようになったので、何か動じることがあっても楽観的に捉えられるようになりました。
また、自身がコーチの立場で二世のクライアントに向かい合うときも同様の姿勢で臨むことができるようになったのも大きな変化です。
コーチもおっしゃっていたように、このような「受容し合う文化」ができれば、行きたいと自然に感じることのできる教会がつくれるのではないかと心の底から感じることができました。
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次回は、コーチングにおける「相対物」と「対立物」の捉え方についてお伝えします。
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