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ファミリーサポートコーチング講座

 「ファミリーサポート(FS)コーチング講座」は、文字どおり、より良い家族関係や人間関係を実現するために読者の皆さまをサポートするコーチング講座です。
 毎週月曜日配信予定です。皆さまの家庭生活、信仰生活、社会生活にぜひお役立てください。

87回「セッションの後で、現実問題解決の糸口が見えた」

ナビゲーター:西森 響
監修:阿部 美樹(伝道教育局)

 今回は、牧会者コーチング講座に参加した60代男性の感想をお届けします。

背中を押されるように学び始める
 今から1516年前、特にスポーツの分野でコーチングという指導法があるということを知りましたが、どういうものか詳しくは分かりませんでした。

 ただ、その当時すでに既存の面談や指導法に限界を感じていましたので、コーチングの目覚ましい効果というか、アプローチの仕方に希望を感じておりました。

 その後、急に渡米することになり、そのままになっていましたが、今回、ファミリーサポートコーチングを学ぶ機会があるということでしたので、当時抱いた「希望」が思い出されて、背中を押されるように学び始めました。

 学んでみて、今までのティーチングでは克服することの難しかった課題がコーチングで解決できる可能性があると感じ、今までの限界がこれで突破できるような気がしました。

山登りセッションで気付いた神の愛
 まずは自分がクライアントの立場に立ってみることが重要だとのご指摘もあって、早速その体験を申し込みました。

 今から振り返れば、それはチェインプロセスというものでした。解決したい課題や達成したい目標を設定して、ステップを踏んで段階的にゴールに到達していくというイメージでした。

 その時のコーチは「登山」を例にし、頂上を目指しながら、「今はどこにいますか?」と聞かれます。

 「麓にいます」
 「そこの状態はどのようですか?」
 「ごつごつした岩場のようで、藪(やぶ)もあって不安定です」

 このようなやり取りが続く中、「三合目」そして「五合目」と進んでいくのですが、私の場合、「この五合目付近で頂上はかすかに見えつつも、霧のようなものがかかっているようです」と答えましたら、「霧の価値は何だと思いますか?」と聞かれてハッとしました。

 「価値?」
 頂上を目指す上で、邪魔にはなっても価値があるとは思えなかったからです。
 しかし、よくよく考えてみると霧も天の父母なる神様の創造物ですから、存在価値があることになります。「善悪」で捉えるよりも「陽陰」で捉えることの大切さに気付かせていただきました。

 ここから陽陰の統合が始まり、陽で陰を包み込むイメージを持つと、いつしか陰が薄くなり、最初は黒い大きなモヤモヤした不安要素がゴマ粒のように小さくなり、消えていくようになりました。

 結局、頂上にたどり着くわけですが、その途中の環境は、外的には障害になるものと思っても、根底には神の愛が込められていることが分かったので、感謝のうちに目標に到達することができました。

潜在意識の中にあった解決策が引き出される
 このコーチングを受けた後、不思議なことに、目標としていた現実問題に解決の糸口が見えたのです。
 まさに潜在意識の中にあった解決策が引き出されて、現実問題の解決がなされた瞬間だったと思います。

①人は誰もが自分で答えを見つけ出す力を持っている
②人は誰もがパーフェクトな存在である
③人は誰もが限りない可能性を持っている

 これがFSC(ファミリーサポートコーチング)の三大原則とのことです。
 あとはその力をいかに引き出してあげるか、ということです。
 今は、コーチングによって、その人自身の隠れた能力や可能性を引き出してさし上げることへの期待と希望を持っています。

 ありがとうございました。

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 次回は、牧会者コーチング講座に参加した50代男性の感想をお届けします。

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