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私の心の中にいる神様 140
家族と共にいてくれた電子レンジ

 良心との対話で、ワクワク感が止まらない!
 毎週土曜日に配信予定です。

家族と共にいてくれた電子レンジ

(男性 60代)

 最近、電子レンジが壊れてしまいました。買い替えのための出費や廃棄処分のことを考えると、嫌な気持ちになりました。
 でも同時に、「物はただの物ではありません。神様の愛の現れです」という自己牧会プログラムの教えを思い出したのです。

 それで、壊れた電子レンジに手を当てて、心の中で話しかけてみました。

 「今まで長い間、ありがとう! あなたのおかげでおいしく食事ができました」

 すると電子レンジから、「あなたの家族と一緒にいることができて幸せでした」、そんな思いが心に返ってきたのです。

 それで、何が幸せだったのかと聞き返してみました。
 すると、あるシーンが映像のように浮かび上がってきました。

 それは10年くらい前に、悩んでいる子供の話を何時間も聞いていた私の姿でした。
 そしてその他にも、親子で泣きながら過ごしたことや、あるいは家族で大笑いしたシーンなど、忘れかけていた家族との時間が、次々によみがえってきたのです。

 私は、この電子レンジは、私たち家族と共に同じ時間を過ごしていて、私たちの役に立ちたいと思ってくれていたんだと気が付きました。

 今は壊れて不要になってしまった電子レンジを、ただの物だと思っていたら、家族と過ごしたかけがえのない時間を、こんなに感動的に思い出すことはできなかったでしょう。

 このような、万物との共鳴を体験できて、ほんの瞬間ですが、家庭の中にある天国を感じることができました。

 その後、わが家に来た新しい電子レンジにあいさつしてみました。

 「初めまして。これからよろしくお願いします」

 その瞬間、新入りの電子レンジがにこっと笑顔であいさつしてくれたように見えたのです。
 不思議です。
 でも、楽しい気分になって小さな幸せを感じました。

 電子レンジは、ただの機械ではなくて、神様が与えてくださった愛の現れだった…。
 そう思うと、身の回りにある一つ一つの物たちに感謝したい気持ちになります。
 人や万物と共鳴しながら、天国を感じて生活することの喜びを教えられました。

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 次回は、「文句が文句に聞こえなくなりました」をお届けします。


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