2022.09.15 22:00
勝共思想入門 3
アプリで読む光言社書籍シリーズとして「勝共思想入門」を毎週木曜日配信(予定)でお届けします。
同書は、40日研修教材シリーズの一つとして、1990年に発行されました。(一部、編集部が加筆・修正)
光言社・刊
第一章 マルクス神話の崩壊
-共産主義思想は人類の福音ではなかった-
二 マルクス主義は革命理論と復讐理論の複合物
さらに復讐せずには解放されないこの怨念は、復讐正当化の理論を必要とし、また自分に代わってそれを実行してくれる力を必要として動き出し、最終的には共産主義思想として集大成されたともいえるのです。このような観点から見るとき、マルクス主義は、結局人類の福音ではなく、その本音は、マルクスの怨念の解放のための思想であったのです。そしてこのマルクス主義の本質、「怨念の情」が、彼の言うごとく一個の妖怪(ようかい)となって、立つ場所を探し続けてきたのです。ゆえに社会において、不平、不満、疎外感等の怨念のあるところには常に入り込む余地があるのです。
マルクス主義は革命理論と怨念解放の復讐理論の複合物であるといえます。この理解の上に立って初めて真の解決策が出てくると思うのです。
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次回は、「人間と環境-精神主義的立場」をお届けします。
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