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アングル~情報戦に勝て。16
人類が歴史を懸けて勝ち取った「自由」を汚してはならない

 メディアが何を語り、何を見せるかで、視聴者はその意図の影響を受ける。

 「意図」は編集に現れる。何を伝え、何を伝えないか。何を見せ、何を見せないか。誰の発言を取り上げ、誰の発言をカットするか。

 また、伝え方の角度や視点によっても、時に事実はいくつもの印象と解釈を生じさせる。
 かくも編集とは恐ろしいものである。

 さて、世界日報紙に「記者の視点」という欄がある。
 最近の「旧統一教会批判」を巡る報道とは違う視点を二つ紹介したい。

 一つは910日付「記者の視点」、見出しは「『信教の自由』への後進性~『反社』印象操作が人権から目そらす」。
 もう一つは、820日付「記者の視点」の「『関連団体』とは何か~思想、行動の自由に抵触しないか」という見出し記事。

 昨今、「信教の自由」「思想・行動の自由」の問題があまりにも軽々しく、コントのネタのように扱われているが、言語道断である。
 人類が歴史を懸けて勝ち取った「自由(基本的人権)」を自らの自己本位な意図のために汚してはならない。

 マスコミも、媒体に乗せてコメントを発信する人々も、一度立ち止まって自らの言葉の責任を問うてみるべき時ではないか。

 「アングル」のおすすめ記事をすぐにお読みいただきたい。

【9月10日付 記者の視点】
「信教の自由」への後進性~「反社」印象操作が人権から目そらす

【8月20日付 記者の視点】
「関連団体」とは何か~思想、行動の自由に抵触しないか

(則)