FSコーチング講座 85
「過去への思いは変えられる」というギフト

ファミリーサポートコーチング講座

　「ファミリーサポート（FS）コーチング講座」は、文字どおり、より良い家族関係や人間関係を実現するために読者の皆さまをサポートするコーチング講座です。
　毎週月曜日配信予定です。皆さまの家庭生活、信仰生活、社会生活にぜひお役立てください。

第85回「過去への思いは変えられる」というギフト

ナビゲーター：西森 響
監修：阿部 美樹（伝道教育局）

　今回は、FSコーチングのセッションを受けた50代女性の感想をお届けします。

まるで見えない階段を登っているよう
　父の死後、ある出来事から人間不信に陥り、自己を否定することしかできず、生きる意味が分からず、落ちる所まで落ちてしまいました。
　すると、“生きることを自分に許可しよう”と、初めて自己を肯定することができ、生き直したい、人助けがしたいと思えるようになりました。

　その途端に、次々とたくさんの本に出合っては、心が解放されていきました。
　その中の潜在意識に問いかける本との出合いでイメージしたとおりの職場に導かれ、そこで信仰の親に出会い、家庭連合に導かれました。
　その流れは、見えない階段を登っているようで、とても高い所（家庭連合）に来たという感覚でした。

　家庭連合で出会った食口（家庭連合の教会員）のかたがたは、明るく若々しく、純粋で優しい人たちという印象でした。

　そんな中、み言（文鮮明〈ムン・ソンミョン〉・韓鶴子〈ハン・ハクチャ〉総裁夫妻の教え）がいかに重要かということを悟らされました。
　そしてみ言を学び直す機会が与えられ、心が正され、霊人体が成長していきました。

真の愛の波動が伝わってくる
　2019年、縁があってFSコーチングセミナーに参加しました。
　セッションの中で質問に答えていくクライアントの表情が明るくなっていき、見ている自分まで共に解放されていくようでした。

　初めてのクライアント体験では、「真の愛を感じたい」と言うと、コーチから「呼吸しているだけでいいですよ」と、生きていることそのものが承認されました。
　願いがかなったイメージの椅子に座ると、心の底から真の愛の波動が伝わってくる体験をしました。

　み言に基づいて築き上げられたFSコーチングは、神様と真の父母様（文鮮明・韓鶴子総裁夫妻）の愛が中心にあるので、食口も安心して参加することができます。
　イメージした世界を日々の生活にも落とし込んでいくことで、自然と心が解放されていく感覚に希望を感じました。

恩返しと思って生きる
　そして2022年の4月。新たな出発を機に、認定コーチを目指すことを決意しました。
　決意してからのセミナーは、内容が吸収しやすくなりました。たくさんのクライアント体験を通してイメージの世界を味わい尽くすと、思いが満たされ、次の段階に進めることを体感しました。
　それを通して、イメージの世界でも「思いが満たされること」の大切さを知りました。

　気が付けば、長年私を苦しめていた“親への恨み”が消え、親から愛されていたことを実感し、感謝できる自分に変わっていました。
　人生最大の難関だろうと思っていた私の願いが、いつの間にかかなっていたのです。私にとって、“素直に親を思える”ことが、どれだけ奇跡的でありがたいことだったか…。

　「過去への思いは変えられる」というコーチングの大きなギフトを受け取った私は、もう怖いものなしです。
　人生ではさまざまなことが起きますが、人生の後半を恩返しと思って生きていきます。

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　次回は、「コーチングにおける性相と形状」についてお伝えします。

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