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中和新聞セレクト Vol.6
家庭理想の実現

 毎週2回(火、金)、さまざまなコンテンツを配信している『中和新聞』。Blessed Life編集部が同記事のアーカイブスからおすすめのコンテンツをセレクトして皆さまに紹介します!
 第6弾は「家庭理想の実現」(家庭教育局)のシリーズを毎週水曜日(予定)にお届けします。
 同コンテンツは『中和新聞』20174月から連載中のシリーズです。

第1回 二世圏祝福推進と父母の使命~親子でマッチングプランを立てる

(中和新聞 2017年414日 通巻952号より)

 日本では20166月、「二世圏祝福推進委員会」が発足し、二世圏祝福を進めています。2001年以降、祝福二世の祝福は「父母マッチング」が基本となり、2016年から信仰二世の父母マッチングも出発し、天一国時代を迎えた今、家族単位での祝福を目指します。
 結婚や家族の在り方、マッチングに向けた具体的なプラン作りについて阿部美樹・家庭教育局長の解説です。(詳細は『祝福家庭』83<2016年冬季号>の「特集」参照)

■マッチングに向かう姿勢をつくる
 まず子女のマッチングに取り組む際の父母の姿勢について考えてみます。

① 天の願う一人を探す/「祈りと精誠」
 本人の意向や希望条件の尊重は大切ですが、相対は天が備えてくださるものであり、天の願いを祈り求めるべきです。複数の候補者から「相手を選ぶ」のではなく、「天が出会わせたい一人を探す」との観点で進めます。

② 両者のバランス/「補い合う」関係
 真の父母様が願われる理想相対とは「極と極」です。根底では共通の性稟を備えつつ、表に現れる個性やタイプは対照的な相手と言えます。「補い合う」関係が適切でしょう。

③ “完全”を求めない/「育て合う」観点
 高望みばかりでは、相手は見つかりません。「自らの願いと完全に一致する人はいない」との認識をもつべきです。我が子のように受け入れ、「育て合う」との観点をもちましょう。

■「マッチングプラン・結婚プラン」を立てる
 三代圏の理想家庭を築くため、夫婦で二世圏の祝福に取り組み、親子で一緒に準備をすることが大切です。具体的な「マッチングプラン・結婚プラン」を立てましょう。(『父母マッチングガイドブック』参照)

[1]期日(ゴール)を設定する
① 人生プランから考える
 祝福を受ける期日(ゴール)の設定に向け、子供に人生プランを尋ねましょう。人生の目標、キャリアプランから考えるのも一つです。

② 家庭出発や出産の予定から考える
 結婚への意識が低く、悠長に構えやすい男性に比べ、女性は結婚や家庭について早くから考え始める傾向があります。早めに準備し、家庭出発や出産の予定から逆算し、祝福の期日目標を立てるケースも考えられます。

③ 立てたプランに固執しすぎない
 マッチングの相手は、思いどおりに決まるわけではありません。天の計らいにより、予期しない時期に突然与えられることもあるので、天の前に柔軟な姿勢をもつようにします。

[2]結婚生活への希望を整理する
① 大切にしたい価値観
 信仰、家族、社会的成功など、子供が価値視していることを共有することです。

② 家庭生活のスタイル
 子供が希望する家庭生活のスタイルとして、仕事と家庭(家事・育児)の関係、夫婦共働きを願うか、期待する子女の数は、両親との同居はどのように考えるか、など。

③ 信仰、教会との関わり
 子供の信仰姿勢や、相手と共有したい最低限の信仰的価値観について。

④ 子供のパーソナリティー
 子供の「自分らしさ」としての特性や、パートナーに理解してもらいたい特性とは。

[3]相対候補の希望範囲を考える
① 候補を探す希望範囲
 候補者に願う基本的な項目として、年齢や身長、国籍、人種、居住地の範囲や、学歴、収入、職種、容姿などの希望を確認します。

② 候補として許容できる範囲
 相手のもつ障害をどこまで受け入れられるか、再祝福や過去の祝福で家庭出発の経験のある方でも大丈夫か、許容範囲を確認します。

[4]マッチングの役割や進め方を確認
① マッチングのプロセスを確認
 親子でマッチングの基本的プロセスを理解するため、父母セミナーや書籍で学びます。

② 父母の責任と夫婦の役割分担
 各家庭の信仰観や家族関係、候補者に対する考え方などでマッチングの進め方も変わります。しかし、父母の指導と承認がプロセスの中心であることには変わりありません。夫婦でよく話し合って進めることが大切です。

③ 本人の責任と関わり方
 候補者に対する子供の意向や希望事項は、いつでも、どのような内容でも尊重してあげるべきです。本人がどの段階から、どの程度、関わりたいのかを最初に確認しておきます。

④ 家族(兄弟姉妹)や他の協助者の関わり方
 家庭において、兄弟姉妹がどれだけ関わっていくかも話し合います。兄や姉が相手探しを手伝うことで可能性は広がります。

⑤ 所属教会の現場担当者との連携
 子供をマッチングする責任と権限は父母にありますが、候補者として推薦する責任と権限は教会にあります。所属教会の担当者とよく連携することです。

⑥ 質問事項の検討
 候補者やその両親に尋ねたい質問事項をあらかじめ考えておきます。デリケートな質問には細心の注意と敬意を払うべきです。

⑦ 本音で話し合えたかを確認
 いま一度、子供から親に、親から子供に伝えておくべきことを確認します。お互いに本音を言えず、不満や反発の思いがあるままでは、どこかで行き詰まります。

[5]経済的な準備
① 祝福感謝献金
 祝福感謝献金は、祝福の恩恵にあずかる私たちが、その歴史的価値の全てを享受し得ることに感謝し、天の前に捧げる精誠です。

② その他の経費
 ウエディングドレスや祝福リング、祝福会場への渡航費や滞在費などの準備です。家族の費用も考える必要があります。余裕をもって見積もれば、感謝献金も含めて50万円は下らないでしょう。また新居生活の準備など、前もって貯蓄・節約プランを考えてください。

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 次回は、「『真の夫婦愛』を育むための7つの力」をお届けします。

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