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幸せを引き寄せる 13
祈願成就書

 もう一度皆さまにぜひ読んでいただきたい、編集部イチオシ!なコンテンツをご紹介。
 「幸せを引き寄せる〜『愛天愛人愛国』家庭生活講座」を毎週土曜日配信(予定)でお届けします。
 なお、この記事に記載されている「自叙伝『平和を愛する世界人として』」のページ数は創芸社出版のものです。

浅川 勇男・著

(光言社・刊『幸せを引き寄せる〜「愛天愛人愛国」家庭生活講座』より)

第二章 人を愛する生活

祈願成就書

 人は誰でも幸せを求めて生きています。では、どうしたら幸福になれるのでしょうか。間違いなく言えることは、あきらめずに努力し続けることです。

 山の頂上に登るためには、様々な困難に直面しても、あきらめずに越えていかなければなりません。幸福も同じです。

 そして、“応援団”が多ければもっと早く幸福になることができます。親族、知人、友人、職場の同僚などが支援してくれれば、容易に困難を克服できるはずです。

 ところで、この応援団は、目に見える人たちだけではありません。目に見えない幸福応援団もいるのです。その方々を“善霊”と言います。善霊は、生前に人のために生きた愛ある人たちです。死んでからも、その気立ての良さは変わらず、私たちのために尽くしてくださるのです。

 善霊が働くと大事故に遭っても、かすり傷で済むようになります。それどころか、事故そのものに遭わずに、無事に帰宅できます。

 大難が小難に、小難がなきがごとくになるのです。事故なく家に帰れることは涙ぐましい善霊の働きの結果とも言えるのです。

 さて、幸福を得るためには、もう一つ大切なことがあります。もし、私たちが努力をしても、邪魔する人たち、足を引っ張る人たちが多くいたらどうでしょうか。船で下流から上流に進むようなものです。

 実は、目には見えない邪魔する人たちがいるのです。“悪霊(あくれい)”と呼ばれる霊たちです。悪霊は強い憎しみや怨みをもったまま霊界に逝った人たちの霊魂です。その怨みで私たちを苦しめるのです。なぜ苦しめるのかと言えば、私たちの先祖と深い関わりがあるからです。例えば、私の先祖が陰謀を企んである人を殺害したとします。殺害された人は、先祖を怨むだけでなく、その子孫も怨んで復讐しようとするのです。

 悪霊が働くと、かすり傷で済むはずの小さな事故で、致命傷を負ったり、やたらと事故災難に遭うようになります。夫婦関係もささいなことで大げんかになってしまいます。

 したがって、幸せになるためには、妨害する悪霊の働きを弱め、消滅させる必要があります。総じて言えば、あきらめずに努力して、善霊の働きを強め、悪霊の働きを弱めればよいのです。

 では、どうしたらそんなことができるのでしょうか?

 文鮮明先生は、万苦の果てに、その道を見いだされたのです。それが祈願成就書なのです。祈願成就書は、病苦や家族苦などで苦しむ人類に与えられた神様からの恩恵ですが、大母様は祈願書について、次のように語られています。

 「祈願書には神様の愛が入っています。それで、皆様が、祈願書に所願を書けば、その光によって神様とすぐに連結されるようになるのです。……皆様が信じて書かれたことを条件として、そのまま光とともに神様に報告するのです」(韓国・清平、2005年1月15日)

 「祈願書は一枚の紙ではなく、光の出る美しい祈願書です。祈願書に願い事を書いて捧げたら、神様はその内容を見られて役事されるのです」(韓国・清平、2004年11月1日)

 祈願書に願い事を書けば、瞬時に神様に届くのです。神様への“光通信”です。いかなるものにも妨げられることなく、神様の心に受信されるのです。

 神様は祈願成就のために善霊に出動を命じます。善霊は“幸福のレスキュー隊”です。ただちに苦痛の箇所に駆けつけ、悪霊の手を離させます。病気などの人生の痛みを止めるのです。大母様は言われています。

 「祈願書に、胃腸病を治してください。完治してください、と書いたとします。……胃腸病においては、その人の先祖がある相手に危害を与え、危害を受けた人が恨みを持って、先祖の子孫に入って胃腸病を生じさせたのです。
 そのため、胃腸病を治そうとすれば胃をつかんでいる霊の手を放させて、体から霊を出さなければなりません。祈願書は霊が握っている霊の手を放すようにさせるのです」(韓国・清平、2004年11月2日)

 また、先祖の幸福を祈願して祈願書に先祖の名前を書くと、先祖がとても慰労されます。そのため、先祖に起因する子孫の苦痛が止まるのです。

 大母様は、祈願書を書くときの姿勢として一番大切なことは、「信じること」と言われます。「皆さんが、100パーセント信じて受け入れるならば、それ以上の福を受け取ることができます」(北海道帯広、2004年9月15日)

 祈願書を、天に奉献する儀式を、「還元祈願礼式」(注)と言います。「還元」とは、本来の状態に還ることを意味します。病気が健康になり、家庭不和が円満に、経済の困窮が豊かな生活へと、「還元」されることを願う儀式なのです。

 そして、祈願書を聖なる火で燃やして天に帰す儀式を「還元祈願聖火式」と言います。祈願成就書、還元祈願礼式、還元祈願聖火式は、幸せを引き寄せて幸福になるために、神様と文鮮明先生から全人類に与えられた貴い恩恵なのです。

【編集部注】「還元祈願礼式」は現在は「孝情奉献礼式」の名称に変更されています。

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 次回は、「お掃除」をお届けします。