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霊界の実相と地上生活(44)
上流層の植物世界

 36家庭の李相軒(イ・サンホン)先生(1914~1997)が霊界のさまざまな事実を証しされたメッセージ、「霊界の実相と地上生活【霊界の様相編】」を毎週土曜日配信(予定)でお届けします。

世界平和統一家庭連合

(光言社刊『霊界の実相と地上生活』より)

第二部 天上天下の救世主・真の父母
第二章 被造世界(宇宙論)
二 植物の世界

李相軒先生

上流層の植物世界
 神様は人間を創造する前に、人間に対して様々な配慮をして万物を創造されました。私たちは植物の姿を見ると、人間を愛する神様の心が十分にうかがえます。毎日同じ服を着ていれば、自分はもちろん、他人も嫌気が差すものですが、植物は刻一刻と様々に姿や色を変えながら人間を楽しませてくれます。

 例えば、地上での榮進(ヨンヂン)様の昇華(聖和〈ソンファ〉)式は、霊界においては歓迎式でした。この式が行われるとき、霊界のすべての植物は新しい服に着替えたようでした。赤、黄、青、紫など、麗しくきらびやかな光で新たに着飾って、すべての植物は自らの固有な姿と特性を表現しながら、ひらひらと揺れて喜んで迎えてくれました。そしていろいろな種類の鳥が、まるで万国旗がはためくように、休まずに空を飛び交いながら歓迎の歌を歌ってくれました。木や花は共に約束でもしたかのように、風に舞いながら踊っていましたが、それはまるで人々が肩を組んで歌いながら踊っているようでした。

 それだけではありません。あらゆる花や雑草や木々が共に醸し出す香りは、私たちの鼻や腹の中に深くしみ込み、全身に浸透していきました。地上では、こんなにも魅惑的な香りは嗅いだことがありません。歓迎式の祈祷時間には、植物の葉も花も鳥も、みな静かに厳粛な姿に変化します。李相軒がこのような話をすると、皆さんは私がうそを言っていると思うかもしれません。しかし、これはうそではなく真実です。私たちは、このように美しい世界で永遠に暮らせるようにしてくださった神様に、そして霊界で永遠に幸せに暮らすことを教えてくださる真の父母様に、心から感謝しなければなりません。

 このような事実をはっきりと知れば、人はみな、なぜ美しく生きなければならないのか悟れるでしょう。長くない地上生活を少しだけ我慢して苦労すれば、永遠の安息所、美しき園で美しき自然と共に暮らすことができるのです。私はこれから皆さんに美しき園の本然の姿を詳しく紹介していくことにしますが、皆さんは主人を待ち望む植物(万物)のことを常に考えながら生きていかなければなりません。

1999122日)

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 次回は、「中流層の植物世界/植物世界と神様の愛」をお届けします。


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