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スマホで立ち読み Vol.16
『いちばん大切な人と仲良くなれました』5

橘幸世・著

(光言社・刊『いちばん大切な人と仲良くなれました』より)

 スマホで立ち読み第16弾、『いちばん大切な人と仲良くなれました』を毎週月曜日(予定)にお届けします。
 同書は2018年から2019年秋までにBlessed Lifeで配信された「エッセイ夫婦愛を育む」の内容を書籍化したものです。
 人間関係を良くするための気付きやヒントをくれる、そんな一冊です。

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第1章 自分のベストフレンドになる
― 自分を嫌っていませんか?

「私すごい?」

 2018年に放送されたNHKの朝ドラ『まんぷく』はとても見応えがありました。その主題歌「あなたとトゥラッタッタ♪」は、初めて聞いた時ストンと入ってきました。耳に残るメロディーとともに、歌詞が好きで、特に「付き合うあたしすごい?」の部分が好きです。

 主人公の福子は、良妻賢母のお手本のような女性です。社会的地位や経済的安定よりも、“夫が本当にやりたい事”を優先します。「あなたは発明家ですから!」と夫の真価を見抜いて、それを活かす生き方をサポートします。

 そこに悲壮感や義務感はありません。笑顔で、自身の意思で、夫を支えます。本当にこんなにできた良妻賢母がいたのだろうか、どうやったらこんな女性に育つのだろうと思い、ドラマのモデルとなった、安藤仁子さんについて調べてみました。彼女の波乱万丈の人生を生きる秘訣(ひけつ)は、「クジラのように全てをのみ込む」こと。これは、母譲りの教えだったそうです。やはり、何事も受け入れるところから前に進めるのですね。

 本題に戻りますが、主題歌では、そんな自分を「頑張ってるね。偉い」と褒めます。

 私は料理がとても上手くできた時、例えばブリ大根が美味しく煮えた時、食べながら「う~ん、私って天才?」と言いたくなります。(主人は「天才、天才」と返してくれます)

 ある朝ラジオをつけていたら、男性ゲストが車の故障を調べていた時の話をしていました。問題点にピンと来て、修理が上手くできたとのこと。そして、彼は「俺って天才かなぁ? って思いましたよ」と言ったのです。「あ、やっぱり?」と、自分が何かできてうれしい時、ほかの人も同じように感じるんだなと思いました。

 料理が美味しくできない時もあるけれど、修理ができない時もあるけれど、夫を上手に励ませない時もあるけれど、できた時、頑張った時、どんどん自分を褒めましょう。自分にたくさん丸や花丸を付けて、自分を愛(め)でましょう。

 人間は「神様の傑作品」だと真のお父様(文鮮明〈ムン・ソンミョン〉先生)は言われました。傑作品は、褒め称(たた)えないといけないですね。作品の制作中(成長途上、再創造途上)であっても、上手くできた部分は褒めて、上手くいかなかったら、やり直せばいいのです。何より、自分を肯定しないと、人から褒められた時、素直に受け取れません。

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 次回は、「『ま、いっか』」をお届けします。お楽しみに!



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現在Blessed Lifeで連載中の「夫婦愛を育む」はコチラから


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