自叙伝書写 感動体験集

1740度の熱でも書写を書く、三歳坊や

(東京都、44歳 男性)

 夫婦で書写を始めてから一年が過ぎました。息子にまつわるエピソードを紹介いたします。

 今年の4月から3歳の息子が幼稚園に通い始めました。入園前から面接や園庭開放など、何度か幼稚園に足を運びましたが、その都度泣かれ、入園式も大泣きの式となりました。そしてその2日後高熱を出し、39度から始まり、熱は上ったり落ち着いたりを繰り返し、最高39.6度まで上がりました。丸一日かかって熱は収まりましたが、普段、夜中に何度も起きたりしない息子がその時は熱がぐっと上がるたびに目を覚まし、ぐずっては寝る――を繰り返していました。


写真はイメージです

 そんな中、息子はぐったりした体を起こして「書く~、書く~」と言い出したのです。「書く」と言えばわが家では書写のこと。“そんな体でまさか!”と思いながら筆ペンを持たせてみると、なんと書写を始めたのです。そして書き終わると、熱も落ち着いて眠りに就くということが2回ほどありました。
 本当に不思議な体験だと思いました。