2022.05.17 17:00
シリーズ・「宗教」を読み解く 217
宗教統一と世界平和⑮
平和大使に懸けられた願い
ナビゲーター:石丸 志信
文鮮明(ムン・ソンミョン)総裁夫妻は、世界平和超宗教超国家連合(IIFWP)を創設した上で、宗教上院と政治下院の二院制からなる国連刷新構想を提唱した。
そして、刷新のモデルづくりのため、2003年10月の超宗教超国家平和協議会(IIPC)の結成を経て、2005年9月12日、天宙平和連合(UPF)の創設がなった。
創設者の言によれば、「神の下の人類一家族」のビジョンを掲げて出発したUPFは、国連NGOとして国連のあるべき姿を示す「アベル国連」として「カイン国連」である既存の国連を包摂し、真の父母を中心として一つとなった「平和国連」として現れなければならないものである。
文総裁夫妻は、「平和国連」構想を実現するためにあらゆる努力を傾けてこられたが、平和大使に対しても、これを自分のこととして受け止め、主体的な取り組みをしてほしいと願っている。
2月のロシアの侵攻以来、激しい攻防が続くウクライナ情勢と、紛争解決に対する無力さを露呈した国連の現状を見つめながら、一人の宗教者平和大使はこう語った。
「宗教者として悔い改めなければならない。私たちは、随分前から文総裁が提唱した宗教上院の設置による二院制の国連刷新構想について何度も聞いてきたけれど、いまだにその構想どおりに刷新がなされていないからだ。そのことに対して自らの責任を感じている」
彼の言葉を重く受け止めながら、IAPD-Japan(平和と開発のための宗教者協議会)では、「ウクライナの平和のための超宗教祈祷会」、「ILC2022 IAPDセッション『世界平和における宗教と文化の使命』」を開催し、祈りと議論を重ねている。
今後も、志を同じくする宗教者同志を募り、結束してUPFが掲げるビジョンの実現に向けて前進していかなければと思わされている。
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