2022.03.21 05:00
至誠感天 家和万事成 33
平坦ではない復帰の道
今日も「一日の出発のみ言」をお届けします。
(光言社・刊『至誠感天 家和万事成』より)
第一章 至誠感天
(二)欲心をもたない①
召命を受けてみ旨の道を行く人が考えなければならないのは、いつでも、精誠を尽くしながらみ旨の目的を求めていかなければならないということです。いつでも、それを求めるために努力しなければならないのです。先生自身も、復帰摂理の全体的な問題を中心として行く道は、平坦(へいたん)ではありませんでした。ここには、私自身も思いもよらない焦りや、いらだつ場が多いというのです。
それでは、それをどのようにして感知していくのでしょうか。自分の心や心情に欲心をもっては絶対に駄目です。「私がこのようなことをしてみよう。私は何々をしよう」と考えながら、ある計画を立て、3年なら3年の計画を立ててこのようにしようと考えたとき、それは不可能なときが多いのです。計画どおりにできたとしても、これは、人間的な観点から立てられた計画なので、摂理と相入れないときが多いというのです。
このような相入れないときを調整しようとすれば、その成された実状や、その環境の全体的な雰囲気などを通して、今、自分が進んでいる方向が、その運勢と対等な立場で進んでいるのか、相入れない立場で進んでいるのかということを比較しなければなりません。対等な立場で進んでいるときは歩調を合わせていき、相入れない立場にいるときは、合わせていくために必ず精誠を尽くさなければなりません。ほかの人が何と言おうとも、精誠を尽くさなければならないというのです。(40-76、1971.1.24)
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明日は、「欲心をもたない②」をお届けします。