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至誠感天 家和万事成 32
努力と忍耐と闘争

 今日も「一日の出発のみ言」をお届けします。

(光言社・刊『至誠感天 家和万事成』より)

第一章 至誠感天

第五節 真の精誠を尽くすには

(一)一片丹心③

 精誠を尽くした、ということで終わってはいけません。絶えず努力しなければならないのです。しかし、努力だけではいけません。なぜかというと、相対世界のために生きるとき、予期できない不祥事や反対作用が起きることもあり、常に自分が願うとおりになるとは限らないからです。ですから、努力とともに、忍耐も必要だというのです。また、忍耐だけでも駄目です。内外、四方に容認できないことが現れるようになるときは、それを切ってしまう勇気も必要です。そのためには、(内的な)闘いが必要であり、必ず(内的な)闘争の過程を経なければなりません。

 まず私が精誠を尽くさなければならず、精誠を備えた自分にならなければなりません。そのためには、一片丹心、すなわち統一された心をもたなければならず、相対をこれ以上ないほど愛する心をもたなければなりません。その愛の心と一片丹心の心があるとき、その人は、精誠を立てて目的とするところを成し遂げることができるのです。このように、目的を達成するためには、努力と忍耐と闘争が必要だというのです。この過程を経なければ、精誠のこもった心情の基準に立ち、精誠の価値を正しく自分の所有として備えることはできません。(172272291967.1.29

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 明日は、「欲心をもたない①」をお届けします。