至誠感天 家和万事成 31
歴史が新しく出発できた理由

 今日も「一日の出発のみ言」をお届けします。

(光言社・刊『至誠感天 家和万事成』より)

第一章 至誠感天

第五節 真の精誠を尽くすには

(一)一片丹心②

 救援摂理の恵沢を受けるべき人間は、神様のためにどれほど精誠を尽くさなければならないのでしょうか。人間もやはり、神様に相対しようとするたびに、サタンがそばで讒訴(ざんそ)するので、神様の前に立てる僕(しもべ)になるためには、何かの条件を立てなければ、立つことができないのです。

 摂理歴史を見てもそうです。120年間、神様の命令に自分の生涯を差し出してその道を行ったノアの決心は、どれほど大きかったでしょうか。そこに二つの心があったとすれば、10年も行けなかったでしょう。しかし、自分の生涯を貫いて越えていき、自分の生涯が左右にひっくり返っても変わらない一片丹心があったために、そして順応する心と、神様の命令を軽んじずに愛する心、また忍耐して闘う心があったので、長い長い120年の苦難の道を耐えて越えていけたのです。そのことゆえに、神様の精誠にこたえ得る相対的な条件が成立したので、歴史は、そこから新しい出発ができたというのです。(172311967.1.29

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 明日は、「一片丹心③」をお届けします。