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青年よ行け、そして世界を救え
21世紀の青年運動への提言(33)

 36家庭の朴普熙(パク・ポーヒ)先生(1930~2019)による講演「青年よ行け、そして世界を救え」を毎週月曜日配信(予定)でお届けします。

(光言社・刊『青年よ行け、そして世界を救え』より)

世界平和青年連合(日本)創設大会記念メッセージ

19951214日(木)午後6
日本都市センターホールで開催

▲「世界平和青年連合(日本)創設大会」で記念メッセージを語る朴普熙先生(19951214日・東京)

③内村鑑三の名言

 では、この日本の道徳維新は、どこから始めるべきなのでしょうか? それは絶対価値観の設定から始めなければなりません。

 過去、日本は絶対価値観の設定がなかったために、その価値観に基づいた道徳基準が、即ち善悪の基準が2回も崩壊したのでございます。絶対でないものを絶対的価値観として盲従してきたところに、崩壊の原因があるのでございます。軍国主義の価値観がそうであり、左翼的価値観がそうでありました。絶対的価値は永遠不変なものに根を下ろさなければなりません。

 では、その絶対不変なる存在とは何でしょうか? 言うまでもなく、唯一なる神様でございます。

 それで、絶対価値観の設定は、すなわち永遠にして変わりない唯一の神、創造の神に基づくべきであります。この永遠不変なる神の価値観に基礎を置く道徳は、崩壊があり得ません。また、世界どこへ行っても通ずる価値観でございます。これすなわちUNIVERSAL的なる価値観でございます。

 それは絶対善であり、絶対真理であり、絶対正義でございます。それは神の真の愛に基づいた価値観でございます。

 真の愛とは、絶対正直、絶対純潔、絶対奉仕を実践することであります。この絶対愛の価値観に基づいて打ち出された文鮮明先生の思想が、愛天・愛人・愛国の思想であり、それすなわち絶対正直、絶対純潔、絶対奉仕をもって、神を愛し、人類を愛し、国を愛することでございます。

 これが絶対愛であり、絶対価値観であり、絶対正義なのでございます。人がこれを実践する時、その人は道徳的人格者になり、国がこれを実践する時、その国は道徳超大国になるのでございます。

 青年連合の会員の皆様。
 皆様は、これを実践して道徳的人格者となり、そして、この青年連合の力が合わさって、国を動かせば、皆様は日本を道徳超大国たらしめるのでございます。これは皆様がこの国の運命を担うということでございます。この道徳維新なくしては、日本は生き延びられないと、私は思うものでございます。

 それは皆様がこの国を「神の国」につくり上げることでございます。“ONE NATION UNDER GOD.”「神の理想の上に立つ国」たらしめることでございます。

 皆様、日本には、このような道徳大国の理想をもった偉大な日本人が多くありました。その一人が、私が尊敬する内村鑑三でございます。彼は偉大な名言を残しました。その名言は次のとおりであります。

I FOR JAPAN
JAPAN FOR THE WORLD
THE WORLD FOR CHRIST
AND ALL FOR GOD.”

 「私は日本のために、日本は世界のために、世界はキリストのために、そして、すべては神のために」

 これは日本の未来が行くべき道を示すものであると、私は信ずるものでございます。このモットーのごとく生きる日本の姿は道徳大国の姿であり、また永遠に栄える日本の姿でございます。

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 次回は、「世界平和青年連合(日本)創設大会~記念メッセージ④ アメリカの危機」をお届けします。