2022.03.04 22:00
【テキスト版】
ほぼ5分でわかる人生相談Q&A
幸せな人生の極意!
第78回 決断力を高めるためにはどうしたらよいですか?
ナビゲーター:阿部美樹
皆さん、こんにちは!
今回は、「何事も迷いやすい性格です。決断力を高めるためにはどうしたらよいですか?」という質問です。
「何かを決めようとすると“大丈夫だろうか?”という不安が湧いてくる」
「“これだ!”と思っても、周りの反応が気になって決められない」
「“これが大切だ”と思っても、他の考えが浮かんでくる」
など、なかなか決断できない人がいます。
決断力を高めるためのポイントを三つ紹介します。
決断力を高める第1のポイントは、自己肯定感を高めることです。
迷いやすいということは、正しい方向性が見いだせないのではなく、方向性が正しくても、自己肯定感が低いので不安になるという根本的な問題があります。
自分自身を信じられないのであれば、どんな優れたアイデアがあったとしても生かせません。
自己肯定感が低いと、「自分は駄目だ」「自分には不可能だ」「自分は信頼されていない」など、否定的な自己評価をしがちです。
自己肯定感を高めるためには、自分に対する「肯定的な承認」が必要です。
「今の自分で大丈夫!!」「私は尊い個性を持っている!」と、自分自身を受け入れることです。
人間の価値は、周りと比較して決定するのではありません。能力の違いがあったとしても、神から見れば等しく尊い価値があります。
まさに、自分は尊い存在であるという「自尊感情」を持つことで、自己肯定感を高めることができます。
決断力を高める第2のポイントは、ワクワクする方を選択することです。
人は誰もがワクワクすることを考えると意欲が高まります。
ワクワクしないことを「しなければならない」と義務感で考えたとしても、力は湧いてきませんし、心からの完全投入はできないものです。
ワクワクすることを考えた瞬間や、ワクワクすることが実現した瞬間は、どちらもドーパミンという幸せホルモンが湧いてきます。
ドーパミンとは、目標を達成したり、成功したりして興奮や高揚感を感じたときなどに出てくる脳内物質です。しかし、ワクワクすることを選択しようとすれば、失敗する可能性もあるので、「でも…」という打ち消す思いも出てきます。
そんなとき、「でも」を選択すると、後悔することでしょう。本当にやりたいのは最初の決断だからです。
ドーパミンの力を借りて、自分の持っている100%以上の力を出し切り、幸せを実現していきましょう。
決断力を高める第3のポイントは、他人の目を気にするよりも神の願いを意識することです。
どのような決断をしたとしても、賛成する人もいれば反対する人もいます。
周りの全ての人の賛同を得ようとしたら、決断することは不可能です。周りの人の意見を聞いたとしても、それらはあくまでも参考意見です。
重要なことは、良心に働く神の願いに合わせることです。
「良心が納得すること」「良心が喜ぶこと」「良心がやりがいを感じること」を最優先して決断しましょう。
この決断に対して、周りの人から賛同されなかったとしてもひるむ必要はありません。
「自分で責任を持って選択すること」、さらには「自分で責任を持って実践すること」が大切です。
責任を持った体験は、必ず成長を促してくれるからです。決断したことを実践し、学びと成長を積み重ねていきましょう。
皆さんからの質問をお待ちしています。
「人生相談Q&A」で、ほぼ5分でお答えいたします。
また、お会いしましょう!