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神の子を生み育てるために 25
離乳食の準備

 アプリで読む光言社書籍シリーズ、「神の子を生み育てるために」を毎週日曜日配信(予定)でお届けします。
 これから妊娠・出産を控えているかたにも、そして子育て真っ最中のかたにもぜひ読んでいただきたいシリーズです!

須永孝子・著

(光言社・刊『神の子を生み育てるために』より)

離乳食の準備

状態に合わせ緩やかに進める
 赤ちゃんは絶えず成長、発育していきます。3か月になると出生時の約2倍の体重になり、機嫌が良いときは声を出したり、手足を動かして一人で遊ぶようになります。音がするとそちらのほうを見ようとしたり、赤のようなはっきりした色なら識別ができ、動くものを目で追うようになります。「アー、アー」「ブー」などの喃語(なんご)を発し、あやすと声を出して喜びます。4か月ごろには首もしっかりすわるようになります。

 この時期は、お乳は決まった時間ごとに与え、1回の目安は120160グラムです。ほかに、栄養とは関係なくお乳以外の新しい味を教えてあげる目的で、果汁、湯冷まし、薄い番茶、ほうじ茶、野菜スープのうわずみ液などを、小スプーン1杯程度与えて、口慣らしをしておきます。

 初めは慣れなくてイヤイヤをし、舌で押し出す「押し出し反射」をしますが、あきらめないで続けると、この反射がなくなります。親が食事をしていると欲しがるような様子になってきたら、離乳食を始めるチャンスです。その目安は、体重7キログラムくらいで、5か月ごろです。

 おむつの交換時、沐浴後や着替えのときに、赤ちゃん体操やマッサージ、乾布摩擦を行いながら、よく語りかけてあげると、体の鍛練だけでなくスキンシップができ、とても良いと思います。

 また寒くなってくると、つい厚着にさせがちですが、それは禁物です。大人より1枚少なく着せるのが目安です。そのほか温度計を赤ちゃんの寝ている高さの位置に設置して、部屋の温度を適温にするよう気をつけましょう。朝夕の気温の差や室内外の温度差があるときは、上着などで調節してあげましょう。

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 次回は、「育児日記をつけ常に把握」をお届けします。