2022.02.14 22:00
新・熱き祈祷のすすめ 52
アプリで読む光言社書籍シリーズとして「新・熱き祈祷のすすめ」を毎週月曜日配信(予定)でお届けします。
祈りの必要性や祈りの種類、実践方法をまとめた祈祷の手引書です。
松本 雄司・著
第九章 新しい時代の祈祷
1 主のみ名によって祈った時代
教会の歴史の中で、最初に祈祷の結びの文章が変わったのは、1960年のことです。それ以前は、「主のみ名によってお祈りいたします。アーメン」と祈っていました。
既成教会では、「主イエス・キリストの名によってお祈りいたします」と祈っていました。私たちの教会では、既に再臨主の実体が降臨しておられましたが、まだ、真(まこと)の父母としては立っていない時代であったので、ただ「主」とお呼びすることにして、「尊き主のみ名によってお祈りいたします」と祈っていました。
1960年までは、説教する時の祈祷は、イエス様のみ名によって祈祷せず、簡単に主のみ名によって祈祷すると言っていました。「主」という字は「王」の字の上に点が一つあって、万王の王を表します。(295-270, 1998.9.8)
2 真の父母のみ名によって祈った時代
では、なぜ、1960年からお祈りが変わったのでしょうか。この年、陰暦3月1日に「父母の日」が決定され、陰暦3月16日には「御聖婚式」が挙行され、真のアダムとしての文鮮明(ムンソンミョン)先生が、新婦としての「真の母」を復帰し、名実共に人類の「真の父母」としてこの地上に立たれたのです。
その時から、正式に「真の父母様のみ名によってお祈りいたします。アーメン」とお祈りすることができるようになりました。以後、1999年9月9日の「天地父母天宙統一解放圏」宣布まで、40年もの長きにわたって、食口(シック)たちはこのお祈りに親しんできました。
統一教会では、祈祷する時、「イエス様のみ名によってお祈りいたします」と言いません。片方だけなので嫌だというのです。それで、「真の父母様のみ名によってお祈りいたします」と祈祷します。
堕落とは何かといえば、偽りの父母をもったということです。皆さんは偽りの血筋を受け継いで生まれました。ですから、皆さんを正しい立場に立てるには、真の父母が再び来て生んであげなければなりません。それで統一教会では、祈祷するとき、真の父母様の名前で祈るのです。(40-316, 1971.2.11)
なお、この時代には、聖塩で聖別するときには、次のように祈りました。
「この○○を聖別し神のものとするため、父と子と聖霊と真の父母と私の名によってお祈りいたします」
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次回は、「氏族的メシヤ時代(家庭連合時代)の祈り(1)」をお届けします。