(『祝福家庭』80号)
【第2祝福】「家庭完成」

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 このシリーズでは季刊誌『祝福家庭』に掲載されている三大祝福完成に関するみ言を紹介します。

【第2祝福】
「幸福な家庭」に関するみ言(1)

 人を愛し、人のために生きようとする世界が天国です。天国がほかにあるのではありません。人のために生き、人を愛そうとする人々が暮らす世界が天国です。
 それでは、人のために生き、愛そうとする、そのような所とはどこでしょうか。自分自身を中心として見てみるとき、人を愛し、自分自身を高めることができる所は家庭です。父母の目で子女を見るとき、その子が聞き分けのないいたずらっ子で、一から十まで誇るに値することが一つもなくても、父母はその子を誰よりも愛します。家庭は、愛に満ちた所であり、自分を高めることができる所です。自分の価値を無限なものとして現し得る所です。そこは幸福な所なのです。


(天一国経典『天聖経』第5篇・第1章・第4節・3)


 皆さんの幸福の基地は、国でもなく、世界でもなく、皆さんの家庭です。皆さんの理想も、世界ではなく、皆さんの家庭です。ですから、その家庭の中に理想的な人間がいなければならず、その家庭の中に理想的な愛がなければなりません。そのような家庭があるとすれば、その家庭の父は理想的な父であり、母は理想的な母です。そして、息子も理想的な息子であり、娘も理想的な娘です。また私たちは、理想的な家庭の礎だというのです。ですから、理想的な家庭をつくらなければなりません。
(同 第5篇・第1章・第4節・5)


 人にとって幸せな環境とは、どのようなものでしょうか。幸せな環境にある人とは、父母の愛を受けられる立場に立った人です。その次には、夫婦の愛を互いに授け受けできる立場に立った人です。その次には、子女を愛せる立場に立った人です。その次には兄弟の愛が分かる立場に立った人です。
 そのような内容が分かってこそ、国家と世界を発展させることができます。したがって、幸福の母体になることができるのは、完全な家庭の円満な父母と夫婦、そして子女を中心とした愛の基盤なのです。
(同 第5篇・第1章・第4節・6)