暮らしのチエばあちゃん 132
来年はしくじらないために…
意外と知らない年賀状マナー

豆知識蒐集家・蔵篠 チエ

 キレイ好きなチエばあちゃんがぽんまるに、日頃使える家事の裏技や、知っているとちょっと得するライフハックを教えてくれます!
 皆さんの暮らしのお悩みも、チエばあちゃんが解決してくれるかも?

 おばあちゃん、こんにちは(^○^) 今年もよろしくお願いします!

 ほほ…(^^) こちらこそよろしくお願いします。久しぶりじゃねぇ。

 うん。いろいろなおうちに行って、子供たちと遊んで楽しかった〜(๑・̑◡・̑๑) ゲームなんかもやったよ!

 そうかい、良かったね(^^) おばあちゃんが子供の頃は、たこ揚げや羽根突きをしたもんじゃが…。羽子板のコーン、コーンという音が懐かしいのぉ。

 へぇ、昭和の映画の世界みたい…(*´꒳`*)
 ところでおばあちゃん、今、何をしてるの?

 年賀状を整理しているんじゃよ。

 わあ、いっぱい届いたんだね。

 なかなか会うこともなくなったお友達や知り合いとのごあいさつみたいなもんじゃ。

 若い人たちはFacebookやLINEみたいなSNSで新年のあいさつをしてるよ。

 そうじゃね。手軽にできて便利じゃし安上がりだしねえ。でもそのせいかどうか分からんが、時々NGマナーの年賀状も届くねぇ…。

 へーぇ。年賀状にもマナーがあるの(・・?)

 そうなんじゃよ。例えば…。


☆全部知ってる? 年賀状のマナー

→新年は、年が明けたことなので意味が重なっておかしい。
・新年おめでとうございます
・明けましておめでとうございます
 どちらかにする。
※諸説あり


→元日も1月1日のことなので、意味が重なるため、どちらかにする(「元旦」は1月1日の朝=午前中のこと)。


→省略語なので目上の人には失礼。4文字の言葉の方が良い。
ex. 謹賀新年、恭賀新年


 じゃ、“あけおめ” “ことよろ”は?

 そ、そりゃ、すごい省略語じゃ(^^;
 …ただ、友達同士でも年の初めのあいさつぐらい、ちゃんとした言葉を使ったらいいかもねぇ。


→おめでたいことに区切りをつけないという意味で、年賀状には「、」や「。」は使わない。


 例えば…
 「去年はお世話になりありがとうございました」
→「去る」は忌み言葉。「旧年」「昨年」を使う。
 年賀状では、縁起の悪い忌み言葉は避ける。
ex. 滅びる、病む、絶える、衰える、失う、倒れる、破れるetc.


→間違えたら、潔く新しいはがきに書き直す。間違えた物は郵便局で切手やはがきに交換してもらえる。


 以前、若い子がおばあちゃんに年賀状をくれるというので、“蔵篠チエ”宛で送って、と言ったら、宛て名のところに『蔵篠チエ宛』と書いて送られてきたことがあったんじゃ(^^;) 思わず笑うてしもたなぁ。

 わぁ(๑>◡<๑) マナーって難しいけどおもしろいな。
 僕もいろいろ勉強しとこうっと。

 ほほ…(^^) こうして年賀状を見ながら一人一人に思いをはせる時間は、何より幸せなことじゃ。思うことも“祈り”だと教えてもろたからね。

 僕も、出会ったみんなのこと、幸せになるよう、お祈りするね!

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 次回もお楽しみに!