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霊界の実相と地上生活(18)
三対象目的/夫婦の完成

 36家庭の李相軒(イ・サンホン)先生(1914~1997)が霊界のさまざまな事実を証しされたメッセージ、「霊界の実相と地上生活【霊界の様相編】」を毎週土曜日配信(予定)でお届けします。

世界平和統一家庭連合

(光言社刊『霊界の実相と地上生活』より)

第一部 霊界の実相と地上生活
第三章 原理から見た霊界の暮らし
二 三対象目的と夫婦完成

李相軒先生

三対象目的
 三対象目的は、我々人間が神様からつくられる時に受けた、神様の貴い祝福であり贈り物です。これは、人間が神様の前に出ていくための前提条件として生じた原理です。ところで、人間は堕落によって人間相互間で授け受けする愛と美、夫婦間で授け受けする愛と美の関係性がうまくいかなくなりました。したがって、人間始祖アダム・エバのときから誤った三対象目的を、再び正して立てて、本然の位置に回復しなければならないのです。

 神様を中心として、夫婦が愛と美を授け受けしなければならないのに、サタンの偽りの愛を中心として愛と美を授け受けすることによって、本然の授受の回路が壊れたのです。それゆえ、神様は、人間を通じて三対象目的の価値基準を再び回復して、愛の天国理想を成そうとされるのです。

夫婦の完成
 神様が私たち人間に下さった祝福の中の一つは、子女繁殖です。これは、何らの条件なく与えて、また与えてくださるアガペー的な愛です。その愛が地上の暮らしの中で、うまく体恤(たいじゅつ)されないのです。しかし、かれることのない地下水の泉のように、無限に与えて、また与えようとなさる愛の大王が、まさに神様であられます。

 我々夫婦も、神様の愛に似て、与えて、また与え、ただ与えてくださる神様の愛と一つになるとき、愛と美の価値基準は、神様の前に価値あるものとして捧げられるようになるのです。そのように、神様の愛のとおりに、愛を実践しながら、授受作用をして暮らす夫婦が、地上にどれほどいるでしょうか。

 ここ霊界の天国は、夫婦の愛が神様を中心として、愛と美を授受しながら暮らす、美しい所です。三対象目的の基準を皆で捧げる所です。それゆえ、夫婦の愛には偽りの愛がありえません。神様を中心として、授け受けする愛なので、最高のもの、最上の愛の価値基準としてお返ししなければなりません。また、夫婦は、地上で生きていく間、三対象目的を中心とした神様の真の愛で、完全に一致する人生を生きなければなりません。そうでなくては、霊界に行っても、愛の天国を所有することはできません。

1997728日)

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 次回は、「堕落性/重生」をお届けします。


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