私の心の中にいる神様 101
「あなたの神は夫ではないか」

 良心との対話で、ワクワク感が止まらない!
 毎週土曜日に配信予定です。

「あなたの神は夫ではないか」

(女性 60代)

 家庭を出発した時から、夫婦一体化を願い、そこが一番の要だと思って信仰生活を送ってきました。
 しかし、夫はとても現実的な人で、私とは性格も考え方も極と極でした。そんな夫と分かり合うことは難しく、願ったとおりに歩んでくることはできませんでした。
 34年という長い年月がたちましたが、まだ糸口が見つけられずにいた時、自己牧会プログラムに出合いました。

 私は良心に、「なぜ、このような人を主体者として選ばれたのですか?」と聞いてみました。
 すると、「あなたが、『天の父母様(神様)のことを慰める者になりたい』と願ったからだ」という思いが湧いてきたのです。
 「えーっ、私の祈りが原点にあったのですか。その祈りがマッチングに呼応していたのですか!」
 驚きの答えでした。

 でも、不思議に安堵(あんど)感がありました。
 神様の陽性実体としての夫と、陰性実体としての私が一つになることを通して、神様の似姿になるのであり、逆に私一人では神様の似姿になれない、夫がいてこそ神様の似姿になれるのだということも分かり、心がすっきりしました。

 私は、「夫と私がそれぞれに個性完成して、神様の似姿になれたらどんな感じがするだろう」とイメージしてみました。
 すると、とても穏やかで平安な気持ちになれました。本当に極と極の夫婦ですが、私は初めて、夫のことを思う中で平安を感じることができたのです。
 今でも、現実的な夫の言動に接すると心が折れそうになるのですが、先のようにイメージすることで、穏やかな心を取り戻せるようになりました。

 このような心情で家庭を出発できていたら、子供たちにも苦労させることはなかったのにと悔やまれます。
 でも、まだこの世に生きている時に気付くことができ、穏やかな気持ちで夫を思えるようになったことが、喜びであり感謝です。
 子供たちに光を送り続けて、四大心情圏の確立を目指したいと思います。

 自己牧会プログラムを始めた頃、「神様の声を聞きたい」と祈った時、

 「あなたがつらい時、悲しい時、うれしい時、いつも一緒にいたではないか。これ以上、私の声を聞きたいとは何ごとぞ。あなたの神はあなたの夫ではないか!」と言われたことがありました。
 その内容が改めて、私の心の中にすとんと落ちてきました。もうすでに、私は答えを受け取っていたのです。

 夫と一つになれないと神様が顕(あらわ)れることができないということが分かった今、私たち夫婦がどのような神様になれるのか、楽しみにしながら信仰生活を送っていきたいと思っています。

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 次回は、「お便り&コメント」シリーズ⑭「自己牧会を体恤(たいじゅつ)する方法とは?」をお届けします。


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