2021.12.09 17:00
シリーズ聖歌
世界平和統一家庭連合の「聖歌」を、第一部1番から順にご紹介してまいります。
今回は、聖歌の第一部36番「主よ来たりませ」をお届けします。
この歌は韓国キリスト教会の讃美歌です。
作曲者は、韓国キリスト教音楽の父といわれている朴在勲(パク・チェフン)牧師です。
「主よ来たりませ」はアラム語で「マラナ・タ(Maranatha)」といい、「コリント人への第一の手紙 第16章22節」に出てくる言葉です。
口語訳聖書では「マラナ・タ(われらの主よ、きたりませ)」、新共同訳聖書では「マラナ・タ(主よ、来てください)」と、どちらも原語併記で訳されています。
ギリシャ語の古典語辞書によると、「マラナ・タ」は主イエスの再臨を切実に思慕する初代キリスト教会の信徒たちの信仰と願いが込められた祈りの言葉でした。
主イエスに「来てください」と祈ることが、教会の信仰の中心だったのです。
その信仰から生まれた祈りが「マラナ・タ(われらの主よ、きたりませ)」なのです。
またこの言葉は初代キリスト教会のあいさつの言葉でもあったそうで、日常生活の中で使われていたようです。
「主よ、きたりませ(マラナ・タ)」とあいさつを交わし、迫害の中でも互いに励まし合いながら信仰を確認していたそうです。
聖歌36番「主よ来たりませ」はそんなキリスト教信徒たちの、主の再臨と救いを願う切実な祈りと、純粋で一途な信仰を感じることができる歌ではないでしょうか。
他の聖歌もYouTubeのU-ONE TVチャンネルの再生リスト「聖歌」からご視聴いただけます。