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シリーズ聖歌

 世界平和統一家庭連合の「聖歌」を、第一部1番から順にご紹介してまいります。

 今回は、聖歌の第一部32番「帰れわが子よ」をお届けします。

 聖歌32番「帰れわが子よ」は朴在奉(パク・チェボン)、朴在勲(パク・チェフン)兄弟によって作られた既成讃美歌です。

 修練会などで涙とともに歌われてきた思い出のあるものです。

 韓国語の歌詞は実に率直に、神(主)と人間が親子であるという実感を込めて語り掛けます。

 「早く帰ってきなさい、早く帰ってきなさい。あなたの犯した罪がいかに重く、また大きくとも、それを担えない主ではなく、それを受け入れられない神ではありません。主の思いは空よりも広いのですから…。

 主は毎日待っていらっしゃいます。夜ごとに主は門を開けておいて、今か今かと心焦りながら、出ていった息子が帰ってくるのを一晩中待っておられるのです。

 たとえ苦しみがあっても、それはわが主のみ手による愛のむちなのです。打ってからなだめて慰めてくださる、主の限りない愛のふところ…その主の胸こそ、私たちの帰るべきふるさとです。さあ、早く帰っておいで、わが子よ」

 ここでは、神は全てを赦(ゆる)し、忘れて、人間を抱こうとされる親であると訴えています。

 私たちは、神にふさわしくない自分であると思い悩んで、自ら隔たりをつくってしまいます。そんな私たちにとって、これは何という慰めと励ましでしょうか。

 あるがままの自分…ひねくれも、もつれも捨てた素直な心には、静かな勇気が湧いてきます。そういう心になると不思議に自分はどの位置をたどり、何をすべきかが見えてきます。

(参照:『聖歌のめぐみ』)


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