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霊界の実相と地上生活(10)
地上人と霊界人の違う点②

 36家庭の李相軒先生(1914~1997)が霊界のさまざまな事実を証しされたメッセージ、「霊界の実相と地上生活【霊界の様相編】」を毎週土曜日配信(予定)でお届けします。

世界平和統一家庭連合

(光言社刊『霊界の実相と地上生活』より)

第一部 霊界の実相と地上生活
第二章 霊界で見た暮らしと地上生活
六 地上人と霊界人の違う点

霊界で見た授受作用
 授受作用の根本理論とは、互いがよく授けよく受けて、相対と愛で一つになるのを願うことです。それが天国を成す根本です。

 天国における授受作用とは、文字どおり完全に一つになり、互いを眺めてみるだけでも授受作用になります。しかし地獄やそれ以外の所では、それぞれの階層によって、授受作用の差が大きいのです。

 それゆえ天国は、創造原理の根本理論である相対性原理から見れば、神様の創造目的の根本を成している所です。それに対して地獄は、神様の根本理論を全く理解できない所なのです。したがって地獄に行って相対性原理一つだけでも教えるのは、とても重要な課題です。地獄解放の問題は授受作用をよくなしていけば、成されるのです。この点は、地上と同じ点が多いと思います。

地上生活と霊界生活との密接な関係
 地上での自分の人生の姿が、霊界においてどのように整理されるのでしょうか?
 地上で善と悪の生活の基準によって、霊界において自分が行くべき永遠の位置が定められます。地上生活の人生において、どのように誰を中心として生きたかによって、永遠の世界における神側、サタン側、無神論者の位置が決定されます。

 地上では個人の功労、国家観、世界観によって基準の差がありますが、永遠の世界では、国家観、世界観より、もっと重要なことが、個人の人格形成です。地上のように、自分がより高い位置で働いたために、高い位置に行くという考えは間違っています。

 それゆえ、地上生活での最も充実した甲斐(かい)のある人生とは、神様を中心として暮らすことです。個人の欲を捨て、ために生きる人生を目標にして暮らせば、永遠の世界に来て、頭を上げることができるようになります。

 質問:ミスコリアと、不細工な人が霊界に行けば、どのようになりますか?
 回答:地上でのきれいな顔は、もちろんここでもきれいです。しかし、不細工な顔も、神様の光の中で、心の表現が顔に表れるので、無限に美しいのです。地獄に行った美人の顔と、天国に行った不細工な顔では、比較になりません。顔は地上でのように、丸い人は丸く、長い人は長いというように変わりませんが、地上の暮らしによって、霊界に来れば顔つきが変わるので、心を磨いて天国に来ようとする者が知恵深い人です。

 質問:大胆な人や小心な人が、霊界に行けばどのようになりますか?
 回答:大胆、小心は、神様の前に別に重要ではありません。大胆、小心に関係なく、地上で天国に来るために努力しなさい。

1997623日)

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 次回は、「愛の根本の意味」をお届けします。


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