2021.11.12 22:00
【テキスト版】
ほぼ5分でわかる人生相談Q&A
幸せな人生の極意!
第63回 幸せになるためには、どんな習慣を身に付けたらいいですか?
ナビゲーター:阿部美樹
皆さん、こんにちは!
今回は、「幸せになるためにはどんな習慣を身に付けたらいいですか?」という質問です。
「できない状態」から「できる状態」になるまでには「4段階のプロセス」があります。
第1段階は無意識でできない状態です。
例えば、はさみを初めて見る人にとっては、「存在も知らない」「使い方も分からない」「活用しようという意識もない」というように「知らないし、できない」状況です。
第2段階は意識してもできない状態です。
はさみの存在は知っていても「何のために、どのように使うか分からない」、もしくは「うまく使えない」状態です。
第3段階は意識してできる状態です。
はさみを使うことはできるが、「うまく切ることができない」、もしくは「使い方が十分に身に付いていない」状況です。
第4段階は無意識でできる状態です。
はさみを自由自在に使いこなせ、熟練した状況なので、努力しなくても当然できるという基準です。
実は、成功する人、願いをかなえられる人は、「頑張って努力する」という段階ではなく、「できて当然」「なれて当然」という「無意識でできる状態」になっていることが特徴です。
そこで有効なのが、「繰り返して習慣化する」ことです。繰り返すと意識しなくてもできるようになります。さらに、できることが当然のことになります。
習慣化するということは、生活の中でパターン化、プログラム化された状態なので、無意識のうちに私たちの考え方や行動に大きな影響を与えます。
これと同じように、幸せになるために身に付けたい習慣は、夢を思い描くことです。
私たちは、日頃から「何をすべきか?」「どうなるべきか?」という義務感から、物事を考える傾向性がありますが、そういった義務感ではなく、私は「何をしたいのか? どうなりたいのか?」という喜びの動機で取り組むことが大切です。
「好きこそ物の上手なれ」というように、好きなこと、楽しいこと、うれしいことを目指すことは、限りなくモチベーションが上がっていきます。
「ああなりたい」「こうなりたい」という目標や夢を明確にすることが大切です。
また、明確にするとは、言葉に表すことであり、イメージすることです。
例えば、「体形が痩せてスマートになる」という夢を持っていても、「痩せるべきだ」「痩せたいな」「痩せられるかな?」と考えているうちは、それを実現するのが難しい傾向にあります。
ところが、「痩せる!」という決意の段階を超えて、すでに痩せてスマートになって楽しく暮らすイメージを繰り返すことは喜びの動機につながります。
そして、すでに「痩せた」という言葉を口にしたり、意識したりし続けるのです。
すると、「痩せることは当然」という状態になり、義務感のような思いからではなく努力しなくて痩せることが可能になっていきます。
このように、理想の姿をイメージすることを繰り返すことが大切です。
自分の願いを明確化する時に気を付けるべき点は、「失敗しないようにする」「離婚しないようにする」などの否定形は使わないことです。
失敗することをイメージしてから、それを打ち消そうとしてもなかなか消えません。離婚ばかりをイメージしているので、試練が来ると離婚を考えてしまいやすくなります。
常に、肯定的な表現で夢を思い描きましょう。そのような習慣は、効果的に理想の姿に自分を導いてくれることでしょう。
皆さんからの質問をお待ちしています。
「人生相談Q&A」で、ほぼ5分でお答えいたします。
また、お会いしましょう!